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Dragon's Jazz Corner

Joe Beck (g)


* JOE BECK TRIO / BRAZILIAN DREAMIN'
joe beck(g), ira coleman(b), thierry arpino(ds)
guest:gregoire maret(harm)
2006/Venus/

1 Vivo Sonhando
2 Manha De Carnaval
3 Aquarius
4 O Grande Amor
5 Felicidade
6 And Here's To You
7 Brazil
8 Ela E Carioca
9 Falando De Amor
10 Zanzibar
11 Giant Steps
12 What Would I Do Without You ?


先週のジョン・トロペイ(g)に続いて今週もフュージョン系ギタリストのジョー・ベックです。
ベックのボサノバ盤は発売時にも興味があったけどなぜかそのまま忘れていました。
ベックの同レーベルを買うのはこれで3枚目になります。

*JOE BECK TRIO / GIRL TALK (Venus/2003)
*JOE BECK TRIO / STRANGERS IN THE NIGHT (Venus/1999)

フュージョン・シーンの中心にいたのは何でも出来るスタジオ・ミュージシャン達でした。
ベックもその例にもれず幅広い音楽性を持っていたので、それが時代にマッチしました。
本来、フュージョン系ギタリストはラテン・サウンドを得意にしています。
ベックはボサノバの名曲を水を得た魚のように伸び伸びと演奏しています。
その音色は美しく独特の広がりと色気がある。

ゲストのハーモニカ奏者のグレゴワール・マレーはパット・メセニー(g)・グループのメンバーでした。
ハーモニカ入りは(6)と(9)の2曲・・・その音色は哀愁を帯びてなんか切ない感じになります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




*JOE BECK TRIO / GIRL TALK
joe beck(g), joey defrancesco(org), idris muhammad(ds)
2003/VENUS/

ベテラン・ギタリスト、ジョー・ベックのヴィーナス・レーベルからの2枚目のアルバムです。
前作のフランク・シナトラの唄物を取り上げた「夜のストレンジャー」は私のお気に入りでした。
今回は女性の名前などのスタンダード曲を集めた企画になっています。
オルガン・トリオで演奏するというのも面白い試みではないでしょうか。
ブルージーで良く歌うギタリストという表現がぴったりです。
共演のジョーイ・デフランチェスコ(org)も好演、ゆったりとしたムードの曲に魅力を感じます。

「Gingi」、「Emily」、「Girl Talk」、「Have You Met Miss Jones」、「Laura」、
「Little Girl Blue」、「Nica's Dream」、「Rudy」、「Sophisticated Lady」、「Stalla By Starlight」

(くつろぎ系)




*JOE BECK TRIO / STRANGERS IN THE NIGHT
joe beck(g), george mraz(b), billy hart(ds)
1999/VENUS/

ギターのジョー・ベック・トリオの本格的なジャズ・アルバムです。
フランク・シナトラに捧げたアルバムとなれば、買わないわけにはいきませんよ。
フュージョン、コンテンポラリー系のギタリストですから、
その音色には独特の広がりと色気が感じられます。
こういう人達のゲストなしのギター・トリオは、意外に珍しいのではないでしょうか。
共演は絶好調と思えるジョージ・ムラツとビリー・ハートの好組合せです、
甘さ控え目で仕上がりも中々良いと思います。

「Strangers In The Night」、「All Of Me」、「I Don't Stand A Ghost Of A Chance」、
「I'm A Fool To Want You」、「Once I Loved」、「The Girl Next Door」、「Angel Eyes」、
「Last Night When We Were Young」、「Black Orpheus」、「Nancy」

(中間系)