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Dragon's Jazz Corner

Jimmy Heath (ts)


*JIMMY HEATH QUARTET / YOU OR ME
jimmy heath(ts),
tony purrone(g), kiyoshi kitagawa(b), albert tootie heath(ds)
1995/SteepleChase/

ジュニア・クック(ts)を聴いていて何の脈絡もなくジミー・ヒース(ts)が聴いてみたくなりました。
それも1990年代のアルバム・・・ということで購入したアルバムがこれです。
ギター・トリオをバックにワン・ホーンでじっくりと聴かせるというものです。
ベースには小曽根真・トリオを経て現在大活躍中の北川潔さんが加わっています。
ジミー・ヒースはジャズ界ではよく知られたパーシー(b)、アル(ds)のヒース3兄弟の真ん中です。
弟のアルバート・ヒースはここでも共演しています。
演奏もさることながら作曲者、コンポーザーとしての才能も非凡なものを持っていますね。
私は以前からジョニー・グリフィン(ts)と同様に、ジミーはもう一人の「Little Giant」と思っていました。
過去にアルバム・タイトルになったこともある(1)「THE QUOTA」を初めとしてオリジナルが4曲、
あとはデューク・ピアソン、ブルー・ミッチェル、タッド・ダメロン、エリントンと選曲も凝っています。
ベスト・プレイはスムーズなフレージングと自在な展開の(4)「IS THAT SO?」かな。
ユーモアのセンスもあるし楽しい演奏を聴かせてくれました。
録音時の1995年は69歳ですが、全然年齢を感じさせない若々しいプレイで驚きました。
推薦盤。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)




*JIMMY HEATH QUARTET / YOU'VE CHANGED
jimmy heath(ts),
tony purrone(g), ben brown(b), albert tootie heath(ds)
1991/SteepleChase/

ジミー・ヒース(ts)の↑のアルバムが良かったのでさかのぼって聴いています。
ジミーのテナーの音色は人柄を表しているのか、とてもいい感じ。
やさしくて温かいです。

「Soul Eyes」、「You've Changed」、「Last Night When We Were Young」

(中間系)




*JIMMY HEATH SEXTET / THE QUOTA
jimmy heath(ts), freddie hubbard(tp), julius watkins(frh),
cedar walton(p), percy heath(b), albert heath(ds)
1961Rec/Riverside/

ジミー・ヒースも好きなテナー奏者の一人です。
プレイヤーと同時にコンポーザーとしての実力があるサックス奏者がいますね。
ジミー・ヒースもそんな中の一人。
ベニー・ゴルソン(ts)やジジ・グライス(as)、ウエイン・ショーター(ts)もそうですね。
みんな独自のサウンドを追い求めています。

ここには名曲「The Quota」が入っています。
フレディ・ハバードは若々しく鮮やかなトランペットを聴かせてくれました。
若きシダー・ウォルトンのピアノも聴けるし、ヒース3兄弟の揃い踏み、
ジュリアス・ワトキンスのフレンチ・ホーンはヒース・サウンドのこだわりです。

「Thinking Of You」、「When Sunny Gets Blue」

(中間系)