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Dragon's Jazz Corner
Jesper Lundgaard (b)
* JESPER LUNDGAARD TRIO / 2016
jesper lundgaard(b), hans ulrik(ts), niclas knudsen(g)
2016/Storyville/
1 K.B.Blues (J.Lundgaard)
2 Walking In Circles (H.Urlik)
3 The Meeting (H.Urlik)
4 The Meaning Of The Blues (B.Troup)
5 Three Birds In Paris (H.Urlik)
6 Doug (J.Lundgaard)
7 Stafet (H.Urlik)
8 Vals Fra Norrebro (N.Knudsen)
9 Naima(J.Coltrane)
10 Waltz For K (J.Lundgaard)
イェスパー・ルンゴーはデンマークを代表するベーシストです。
特にアレックス・リール(ds)とのコンビには定評があってこの二人の共演は間違いありません。
昨年のベスト3にはエンリコ・ピエラヌンチ(p)とのトリオ盤を上げました。
さてハンス・ウーリック(ts)とニクラス・クヌーセン(g)とのこのトリオは2004年に結成されたようです。
もう10年以上になるのでお互いの気心は知れています。
ベース、テナー・サックス、ギターの組み合わせは珍しいかもしれませんね。
ルンゴーは柔らかくフレキシブルな奏法でどんなサウンドにも自在に反応します。
ウーリックとクヌーセンはゴリゴリの硬派なプレイヤーなので「どんなもんか?」と手が伸びました。
全10曲はメンバーのオリジナル8曲とその他2曲の構成です。
全体的に強いブルース・フィーリングが漂っています。
3人3様に「これでもか!」とグイグイとくるところがあって3者のぶつかり合いが刺激的です。
トリオにしては至極重厚な仕上がりになっています。
強靭なベース・プレイを聴かせるルンゴーはアルコ・プレイも凄いです。
これほど豪快なルンゴーを初めて見ました。
まず聴きどころはよく知られたボビー・トループの(4)とジョン・コルトレーンの(9)になると思います。
オリジナルではウーリックの(5)とルンゴーの(6)がお気に入りになりました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)
*JESPER LUNDGAARD TRIO / 60 OUT OF SHAPE
feat. Enrico Pieranunzi & Alex Riel
jesper lundgaard(b), enrico pieranunzi(p), alex riel(ds)
2015/Storyville/
1 Autumn Leaves(J.Kosma)
2 All The Thing You Are(J.Kern)
3 I Can't Get Started(V.Duke)
4 My Funny Valentine(R.Rodgers)
5What Is This Thing Called Love(C.Poter)
Everything I Love(C.Poter)
Round Midnight(T.Monk)
6 Oleo(S.Rollis)
ヨーロッパを代表するベーシスト、デンマーク出身のイェスパー・ルンゴーのライブ作品。
ドラマーは同じくデンマークの名手アレックス・リールでこの二人のリズムには定評があります。
それにイタリアの名ピアニスト、エンリコ・ピエラヌンチの共演となればスッと手が伸びました。
CD裏の演目を見ると超スタンダードが並んでいて、これは聴き逃せません。
この3人なら悪かろうはずがないですが予想通りに素晴らしい演奏が詰まっていました。
1曲目の「枯葉」を聴いて驚いた・・・原曲のイメージがほとんどありません。
(4)「My Funny Valentine」もそうで即興の妙を味わうことが出来ます。
スイング感、テンポ、切れ味、まとまりも良く、3人が織りなす最高のピアノ・トリオが聴けました。
特にピエラヌンチの創造力が凄い・・・やはり現代を代表するピアニストの一人だと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(まじめ系)