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Dragon's Jazz Corner

Jens Winther (tp)


*JENS WINTHER QUINTET / CONCORD
jens winther(tp), tomas franck(ts)
antonio farao(p), palle danielsson(b), dejan terzic(ds)
2005/STUNT RECORDS/

このイェンス・ウィンザー(tp)は初見だと思っていましたが「ドラ盤」を調べたら2枚に参加していました。
私の記憶なんていいかげんなものだと反省しています。
それにしても「ヨーロピアン・クインテット」とは相当な自信ですね。
全7曲は彼自身のオリジナル、(6)はカルテット、(7)はピアノレス・トリオで存分にその実力を発揮しています。
スタント・レーベルはストレートではなくちょっとひねた音作りが特徴ですがここでもその傾向を踏襲しています。
そうそう単純ではありません。ハード・バップではあるけれどひとひねりが効いているという感じです。
当初、私の興味はアントニオ・ファラオ(p)とパレ・ダニエルソン(b)のリズム・セクションにありました。
特にファラオはトランペッターとの相性が良いようなのでなおさら聴いてみたかったです。
ファラオはイタリア系ピアニストではステファノ・ボラーニ、ジョヴァンニ・ミラバッシと並ぶ注目の逸材です。
流麗華麗で美しくメロディアス、予想通りというか、ここでもひと味違う演奏を繰り広げていました。
ウィンザーを中心にして引き締まったヨーロッパ・ハード・バップ・ジャズが聴けます。
テナーが入るとちょっと重たくなるので私はワン・ホーンのカルテットの方が良かったような気がしています。

(中間系)