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Dragon's Jazz Corner

Jeff Donavan (ds)


*DONAVAN MURADIAN QUINTET / STRAIGHT AHEAD VOL.2
kye palmer(tp), chuck manning(ts),
curtis brengle(p), larry muradian(b), jeff donavan(ds)
2009/Live To 2 Track Records/

ドナヴァン&ムラディアン・クインテットは2回目の登場です。
カリフォルニアのパサディナを中心に活動しているハード・バップ・グループです。
前作の「DMQ LIVE」は「ドラ盤」(No274)になりました。
メンバーも同じですが今作はスタジオ録音盤なのでより繊細な仕上がりになっています。
トランペット、テナーサックスのフロントはジャズの王道クインテットの組み合わせです。
前作同様にむずかしいことは何もなくて、ただただ聴いていて気持いいです。
バップの名曲、ソニー・クラークの「BLUE MINOR」が聴けるのも嬉しいじゃありませんか。
続くホギー・カーマイケルの「SKYLARK」のバラードも渋いです。
ラテンの軽快なテンポで演奏される「夜は千の眼を持つ」も聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)




*DONAVAN & MURADIAN QUINTET / DMQ LIVE
jeff donavan(ds), larry muradian(b)
eye falmer(tp), chuck manning(sax), curtis brengle(p)
2006/LIVE TWO 2 TRACK RECORDS/

1 Black Nile
2 Whisper Not
3 It's You Or No One
4 Edda
5 Softly, As In A Morning Sunrise
6 Stella By Starlight
7 Locomotion


今週紹介した2枚は図らずも米欧のハード・バップ・グループのアルバムになりました。
どちらが「最近の愛聴盤」になっても良かったのですが、気楽に聴けるということでこちらにしました。
カリフォルニアのパサディナを中心に活動しているローカルなバップ・グループだそうです。
ドラムとベース奏者の双頭バンドも珍しいのではないでしょうか。
初見ですが写真を見る限りでは相応のベテラン揃い、コンビネーションも良く手慣れたものです。
スタンダードの他にウエイン・ショーター、ベニー・ゴルソン、ジョン・コルトレーンの曲目を取り入れています。
幕開けの「BLACK NILE」から「WHISPER NOT」〜「LOCOMOTION」と一気に聴いてしまいました。
観客の受けも上々のようで、ライブ・ハウスでの寛いだノリノリの雰囲気が伝わってきます。
聴いていて気持いいのが一番の魅力です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)