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Dragon's Jazz Corner

James Pearson (p)


*JAMES PEARSON TRIO / SWING THE CLUB
james pearson(p), sam burgess(b), chris dagley(ds)
2009/Diving Duck Recordings/

最近、スイング感溢れるピアノ・トリオが聴きたいと思っていました。
ちょうどそんな折に見つけたのがこのアルバムです。
イギリスの尖がった若手トリオですがもちろん初見です。
ロンドンの老舗ライブ・ハウスの「ロニー・スコット」でのライブ盤なら間違いないだろうと思いました。
表題も「Swing The Club」になっているし・・・。

結果は大正解、もう無条件に楽しくて気持良いことこの上なしのピアノ・トリオの作品です。
近年、これほどスイングする演奏は聴いたことがありません。
強烈なドライブ感と刺激的なタッチに痺れることは請合います。
1曲目の「CARAVAN」がメチャクチャにカッコ良くてグイと引き込まれてしまいました。
ちょっと大きめの音量で聴けば一発で幸せな気分になれますよ。
続く(2)「ALONE TOGETHER」とか(7)「LULLABY OF THE LEAVES」がまたいいんだな。
イギリス盤らしくビートルズの2曲が含まれているのも嬉しいですね。
こういう掛け値なしに楽しめるアルバムって少なくなったと思います。
かといって甘くて軟弱かというと決してそうではなく聴かせどころはちゃんとわきまえています。
バラードの表現力も素晴らしいです。
(6)「THE VERY THOUGHT OF YOU」なんかにはガツンときました。
あんまりむずかしいのは苦手、ノリノリでハッピーになりたい方へのお勧めのアルバムです。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)