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Dragon's Jazz Corner
Jackie McLean (as)
*JACKIE MCLEAN / NATURE BOY
jackie mclean(as)
cedar walton(p), david williams(b), billy higgins(ds)
1999/Somethin'else/
ジャッキー・マクリーンのバラード作品集です。
予想通りの仕上がりで、マクリーン節を堪能出来ると思います。
彼のプレイは非常になめらかで、その音色も67歳とは思えない艶があります。
とにかくマクリーンがずば抜けて素晴らしいアルバムです。
シダー・ウォルトンのサイド・マンとしての力量には定評のあるところですが、
私としては、もう少し刺激し合ってほしかったというのが本音です。
そうしたら、もっと緊張感のある作品になったと思います。惜しかったなあ。
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
(中間系)
*JACKIE McLEAN QUARTET / HAT TRICK
Meets Junko Onishi
jackie mclean(as),
junko ohnishi(p), nat reeves(b), lewis nash(ds)
1996/Somethin'else/
成熟と情熱のハード・ドライヴィング・ブルース。
マクリーン衝撃のサムシンエルス移籍第一弾。
(帯中よりの抜粋)
大西順子さんのバッキングとソロが素晴らしいです。
これほど黒い日本女性ピアニストは彼女以外にいません。
「Solar」、「Bags Groove」、「Left Alone」、「Sentimental Journey」
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*JACKIE McLEAN QUARTET / A GHETTO LULLABY
jackie mclean(as),
kenny drew(p), niels-henning orsted pedersen(b), alex riel(ds)
1973/SteepleChase/
ジャッキー・マクリーンが絶好調のプレイ。
バックはケニー・ドリュー・トリオ。
アレックス・リール(ds)の弾けぶりが凄い。
*JACKIE McLEAN SEXTET / 'BOUT SOUL
woody shaw(tp), grachan moncur V, jackie mclean(as),
lamont johnson(p), scotty holt(b), rashied ali(ds),
barbara simmons(vo)
1967Rec/Blue Note/
ジャッキー・マクリーンがコルトレーンに捧げた作品。
マクリーン作品集でもフリー色が濃い一枚です。
ジャケットに惑わされてはいけませんよ。
*JACKIE McLEAN QUARTET / RIGHT NOW
jackie mclean(as),
larry willis(p), bob cranshaw(b), clifford jarvis(ds)
1965Rec/Blue Note/
ハード・ドライヴィング・ジャズの決定盤!
ワン・ホーンで吹き切るジャッキー・マクリーン入魂のアルバム
(帯中よりの抜粋)
ブルー・ノート時代のマクリーンで大好きだった作品です。
もう1枚は「LET FREEDOM RING」でした。
この2枚はもう何回聴いたか分かりません。
*JACKIE McLEAN QUINTET / ACTION
jackie mclean(as), charles tolliver(tp)
bobby hutcherson(vib), cecil mcbee(b), billy higgins(ds)
1964Rec/Blue Note/
60年代ジャズの代表作!
新たなビ・バップを突き進むジャッキー・マクリーン入魂の作品。
(帯中よりの抜粋)
ブルーノートの4200番台には新主流派の刺激的なジャズと
ソウル・ファンク・ジャズが混在していた。
ジャッキー・マクリーンはモード奏法を展開する新主流派の代表格です。
この頃のマクリーンは本当に素晴らしいと思う。
共演にチャールス・トリバー(tp)、ボビー・ハッチャーソン(vib)、セシル・マクビー(b)。
スタンダードは「I Hear A Rhapsody」
*JACKIE McLEAN QUINTET / ONE STEP BEYOND
grachan moncur V(tb), jackie mclean(as),
bobby hutcherson(vib), Eddie Khan(b), anthony williams(ds)
1964Rec/Blue Note/
ジャッキー・マクリーンのこれまた素晴らしい作品。
グレシャン・モンカー(tb)やボビー・ハッチャーソン(vib)の熱っぽい演奏も聴けます。
それ以上に重要なのはトニー・ウィリアムスの存在です。
トニーはこの時まだ弱冠17歳・・・天才的かつ革新的なドラミングに鳥肌が立つ。
*JACKIE McLEAN QUINTET / JACKIE McLEAN
kenny dorham(tp), jackie mclean(as),
sonny clark(p), butch warren(b), billy higgins(ds)
1962Rec/Blue Note/
ブルーノート「4116」のお蔵入りになった幻の一枚です。
その理由はなんとなく分かるような気がします。
つまり↓の「LET FREEDOM RING」の後ではとても出せなかった。
順番が逆なら良かったのにねぇ〜。
* JACKIE McLEAN QUARTET / LET FREEDOM RING
jackie mclean(as),
walter davis jr(p), herbie lewis(b), billy higgins(ds)
1962/Blue Note/
Side A
1 Melody For Melonae
2 I'll Keep Loving You
Side B
1 Rene
2 Omega
私がモダン・ジャズにハマってウェスト・コースト・ジャズから抜け出すのにほぼ2年かかりました。
ジャズ喫茶ではブルー・ノート盤が人気だったけど個人的にレコードはまったく買わなかったです。
今考えてみるとその頃私は多分イースト・コーストは「スマートではない」と思っていた。
音楽はその時の気分だからどうしょうもないけど、それから私はブルー・ノート盤に熱中しました。
前置きが長くなったけど今作は私が一番多く聴いたブルー・ノート盤になります。
ジャッキー・マクリーン(as)の「Let Freedom Ring」は衝撃的な一枚だった。
特に印象的だった(1)「Melody For Melonae」はそれこそレコード盤が擦り切れるほど聴きました。
マクリーンのブルー・ノート盤はどれもジャズ喫茶の人気盤だったけど今作がその集大成になった。
マクリーンにこれ以上のものは出ていないし、今でもマクリーンの最高傑作だと思っています。
突き抜ける鋭い突っ込みと疾走感、フリー・トーンを含めた刺激的なフレーズとキレのある音色。
アルトはこう吹くべし・・・ここにはアルト・サックスの魅力が全て詰まっていると思います。
先週紹介したミンガスの物語性の影響はここでも感じることが出来ました。
(まじめ系)
*CD紹介時のコメント
家族に捧げたナンバー、そして恩師バド・パウエルのバラードを取り上げ、
過去の音楽への決別を宣言した記念すべき最重要アルバム。
(帯中よりの抜粋)
ハード・バップからさらにその先にある新しい世界へ。
ブルーノート時代のマクリーンの歩みはまさに激動のドキュメントといえる。
このアルバムはマクリーンが最初の大きな一歩を踏み出した偉大な記録。
溢れる歌心と既成概念から脱しようと放つフリーキーなサウンド、
全てが刺激に満ち、いまなお旋律を覚える。
(中山康樹氏)
ジャッキー・マクリーンの作品では「RIGHT NOW」と並んでよく聴きました。
もうね、素晴らしいとしかいいようがありません。
私のジャズ史上最も重要な作品の中の一枚です。
*JACKIE McLEAN / 4 5 AND 6
jackie mclean(as), donald byrd(tp), hank mobley(ts),
mal waldron(p), doug watkins(b), art taylor(ds)
1956Rec/Prestige/
カルテット、クインテット、セクステットでハード・バップの真髄ともいえる
若々しい覇気とエモーションが漲るマクリーン初期の名盤。
(帯中よりの抜粋)
ジャッキー・マクリーンとマル・ウォルドロンの相性は抜群です。
「Sentimental Journey」、マルの「Abstraction」が聴きどころ。
「Confirmation」はチャーリー・パーカーへの憧れを示したものだと思います。
「Sentimental Journey」、「Why Was I Born ?」、
「Confirmation」、「When I Fall In Love」