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Dragon's Jazz Corner
IDEA 6 (grp)
*IDEA 6/ STEPPIN' OUT
gianni basso(ts), guido pistocchi(tp), dino piano(tb)
riccardo fioravanti(b), angrea pozza(p), stefano bagnoli(ds)
francesca sortino(vo)(1,4,10), annibale modoni(vib)(4,9,10)
2007/DEJAVU RECORDS & COMMODO DEPOT/
CD
1 Tune Up
2 Mr.G.B
3 Steppin Out
4 Bell's
5 O.M.Blues
6 Tempura 4/4
7 Dance Of The Crickets
8 Junior Is Back
9 Taboc
10 It Ain't Necessarily So
DVD
Intro & Interviews By Franco Fayenz
VIDEO
1 Tune Up
2 Mr.G.B
3 Bell's
聴いた途端に「これはいいなぁ」と思いました、60年代前半にタイム・スリップした感じです。
アート・ファーマー(tp)の”ジャズテット”や”ジャズ・メッセンジャーズ”の3管サウンドを思い出しました。
でもそれよりは軽快でスマートなのでウエスト・コースト・テイストが加味されていると言えるでしょうか。
馴染みのある名前はジャンニ・バッソ(ts)だけでしたが、若手ピアノ・トリオにベテランが乗る構図です。
分厚い3管アンサンブルを聴いていると決め手はトロンボーンだったのだなと改めて再認識しました。
上記の二つのグループに参加していたカーティス・フラー(tb)を聴いてみたくなりました。
オリジナル中心ですがピアノのポッザが良く聴きもの、ヴォーカルのフランチェスカもいい味を出しています。
このイタリア盤は雰囲気があって意外に新鮮、掘り出し物の大穴といえるかもしれない好盤です。
CD10曲にDVD3曲(1,2,4)がセットされているのでお徳用です。
DVDではイタリア・ジャズの歴史が語られていますがこの話も貴重なものでした。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* IDEA6 / METROPOLI
gianni basso(ts), dino piana(tb), guido pistocchi(tp),
andrea pozza(p), luciano milanese(b), stefano bagnoli(ds)
2007/Djavu Records/
1 Metropoli (G.Ferrio)
2 New Born (F.Piana)
3 Minor Mood (F.Piana)
4 Pittura (Intra)
5 Traoin Up (Brugnolini)
6 Windly coast (R.Pistocchi)
7 Vivacita' (F.Piana/E.Va;ldambrini)
8 Marmaris (R.Pistocchi)
9 Autumn In Milano (G.Basso)
10 Tokyo Lullaby (R.Pistocchi)
イタリアの「IDEA6」の初アルバムです。
2枚目の「STEPPIN' OUT」が良かったので気になっていながら忘れてしまったアルバムです。
ジャンニ・バッソ(ts)、ディノ・ピアナ(tb)、グイド・ピストッキ(tp)の3人はイタリア・ジャズの歴史そのもののミュージシャンです。
それを3人の若手?リズムセクションが支える構図になっています。
それぞれ好演していますが特にアンドレア・ポッツア(p)が聴きどころです。
まさに60年代の3管サウンドはノリノリのハード・バップが詰まっていました。
サウンドの決め手はトロンボーン・・・ピアナはバルブ・トロンボーンの名手でボブ・ブルックマイヤーと双璧です。
曲目やアレンジも練られていてこの完璧なサウンドを聴いていると心がウキウキと弾むような気になります。
明るくて軽快で爽快なサウンドはイタリア独特のサウンドと言えます。
アメリカの東海岸でも西海岸でもないイタリア・ジャズのルーツが聴けました。
この年、2007年に「IDEA6」の日本公演があったのですが見逃してしまいました。
なんとも残念でなりません。
大御所のバッソが2009年78歳で亡くなりました。
もう二度と見ることは出来ないのです。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)