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Hod O'brien (p)


*HOD O'BRIEN TRIO / FANFARE
hod o'brien(p), yasuhito mori(b), anders kjellberg(ds)
2004/SPICE OF LIFE/

ホッド・オブライエン(p)はキャリアは長いですが近年ようやく知られるようになってきました。
90年代のRESERVOIRレーベルに録音した作品で注目されています。
バド・パウエル(p)系のバップ・ピアノ・スタイルをずっと守ってきたプレイヤーなんでしょうね。
ここではいつもより軽快なタッチ、スマートで明るい雰囲気を表面に出してきています。
(8)、(9)、(10)と続く演目は楽しめました、(4)のエロール・ガーナー(p)のバラードにも趣きがあります。
なお、表題曲の「FANFARE」には「無名ジャズ戦士に捧ぐ」という副題が付いています。
実力がありながらその良さを認められていないジャズ・ミュージシャンはそれこそ星の数ほどいるでしょうね。
事実、彼自身もそうだったのかもしれません。

「With A Song In My Heart」、「Close Your Eyes」

(くつろぎ系)




*HOD O'BRIEN & JON EARDLEY QUARTET / YARDBIRD SUITE
hod o'brien(p), hans mantel(b), bramwijland(ds)
jon eardley(tp,fhn)
2006(1990Rec/BLUE JACK/

ホッド・オブライエン(p)は近年バップ・ピアニストとしての知名度が上がり、人気も急上昇しています。
しかし、私の興味は懐かしいジョン・アードレイ(tp)の名前を見かけたことにありました。
アードレイはジェリー・マリガン・グループにチェット・ベイカーの後釜として起用されて有名になりました。
「The Jon Eardley Seven」↓という代表作も残しています。
その後はすっかり消息を聞かなくなりましたがどうやらヨーロッパに在住していたようです。
これは1990年のライブ盤です。
もう15年以上も前の録音ですがこの時は「まだ頑張っていたのか」という感じですね。
サウンドも曲目も懐かしさ一杯のバップ・テイストが詰まっています。
副題として「このCDはジョン・アードレイの思い出に捧げる」とありました。
ちょっと調べてみたところ1997年に亡くなっていたのが残念です。

(中間系)