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Dragon's Jazz Corner

Hidefumi Toki 土岐英史(as)


*HIDEFUMI TOKI QUARTET / THE GOOD LIFE
土岐英史(as),
大石学(p), 坂井紅介(b), 日野元彦(ds)
1996/Fun House/


土岐英史(as)さんの珠玉のバラード演奏集です。
あるCDショップの中古盤売り場で見つけました。
数年前までは中古盤売り場もけっこうマメに見ていましたが最近はすっかり根気がなくなりました。
いつもは見ないんだけど久し振りに何気なく見ていたらポツンとあったんです。
それも田村博(p)さんのアルバムと一緒に並んでいました。
最初は「一瞬、何でここにあるの?、ホントかなぁー」と思いましたよ。
まさかこんなところで出合うとは思わなかったですが探していたアルバムだったので嬉しかったです。
さしづめ「犬も歩けば棒にあたる」かな・・・やっぱり出歩いてみるもんですね。
改めてレコードやCD蒐集はマメに動いている人が強いと思いました。

スタンダード中心のバラード集ですがオリジナルの3曲がアクセントになっている構成もいいです。
じっくりと聴かせる土岐さんのプレイもさることながら美しく瑞々しい大石さんのピアノも光ります。
圧巻はピアノレス・トリオで演奏される(5)「MY ONE AND ONLY LOVE」で10分強の熱演。
紅介さんのベース、元彦さんのブラシのコンビネーションもよく最高の仕上がりです。
(8)「BODY AND SOUL」はベースとのデュオ、小品ですが素晴らしかった。
ゆったりとした気分で心に沁み入る演奏を聴きたいと思います。

この作品はジャズ仲間のAさんのジャズ聴きのキッカケになったアルバムだそうです。
聴けばそれも十分納得できます。
このラインにはもう一枚「イン・ナ・センチメンタル・ムード」(1992Rec)があります。
土岐英史(as,ss)、鈴木宏昌(p)、野力奏一(p)、桜井郁雄(b)、日野元彦(ds)
現在は2枚共に入手困難になっているのは残念です。
土岐さんのライブは2006年の6月に行ってますがそれ以来3年近くも見ていないのはまずいですね。
早速、機会を見つけて出かけようかと思っています。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(くつろぎ系)




*HIDEFUMI TOKI QUARTET / IN A SENTIMENTAL MOOD
土岐英史(as),
鈴木宏昌(p), 野力奏一(p)、桜井郁雄(b), 日野元彦(ds)
1992/Fun House/


セクシーでソウルフルなバラード・プレイを中心とした土岐英史のニュー・アルバム。
(帯中よりの抜粋)

これがまた素晴らしいアルバムです。



* HIDEFUMI TOKI / BRASIL TOKI & SAMBA FRIENDS (LP)
土岐英史hidefumi toki(as),
helio celso(p,elp), 中村善郎yoshiro nakamura(g), albert beserra(elb),
aemand araujo(ds), francis silva(per), leila maria(vo),
Guest
松岡直也naoya matsuoka(synth), 向井滋春sigeharu mukai(tb), 和田アキラakira wada(g)
1981/RVC/

Side A
1 Maracana
2 Morena
3 Aquarela do Brasil
Side B
1 Recado
2 Dindi
3 Tijuca
4 Minha Saudade


土岐英史(as)さんのフュージョン盤です。
本場ブラジルのミュージシャンが繰り出すリズムをバックに吹きまくっています。
この頃日本を代表するアルト・サックス奏者として輝いていました。
もちろん今でも第一線で活躍中ですがやっぱり若さって凄いですよ。
大成するミュージシャンは例外なく音に特徴があります。
聴けば一目瞭然でその素晴らしさが実感できると思います。
切れ味の鋭さ、音の美しさ、魅力的なフレージング、スピード感に溢れる演奏に痺れました。
ボサノバ・ギターの第一人者の中村善郎(g)さん、松岡直也(p)&ウィッシングの松岡さん、
土岐さんとは同年代の向井滋春(tb)さん、プリズムの和田アキラ(g)さんの名前も見えます。

(くつろぎ系)