[トップページ]



Dragon's Jazz Corner

Herbert Joos (tp,flh)


* HERBERT JOOS STANDARD PROJECT / NEW BOTTLES OLD WINE
herbert joos(flh,tp), kalman olah(p), peter lehel(ts),
klaus dickbauer(as), ashim tang(b), mario gonzi(ds)
2001/Good/

1 Merksmarks
2 Blues March
3 Autumn Leaves
4 Exit
5 Straight No Chaser
6 Nature Boy
7 Freddie freeloader
8 Li'l Darlin


フリー系のベテラン・トランぺッターのヘルベルト・ヨースは1940年生まれ、ドイツ出身です。
ここはカルマン・オラー(p)の名前を見えたので手が伸びました。
カルマン・オラーは1970年生まれのハンガリー出身、2006年のモンク・コンペティションの優勝者です。
実は以前聴いたカルマン・オラー・トリオ↓がいまいちだったです・・・メンバーに名前負けした感じかな。

*KALMAN OLAH TRIO / ALWAYS (2007)
kalman olah(p), ron mcclure(b), jack dejohnette(ds)

そんなヨースとオラーの二人がどんなスタンダードを聴かせてくれるのか、興味がありました。
結果は実に面白かったです、久し振りにガツンとしたジャズを聴いた感じがします。
ヨースのスタンダードが一筋縄ではいくはずもなく、絡むオラーのピアノも全開で魅力に溢れていました。
今作ではオラーが素晴らしかった、瑞々しく美しいタッチで水を得た魚のように生き生きとしていました。
モンク・コンペ優勝者にふさわしい演奏が聴けて感動しましたよ。
内容はまずヨースとオラーが雰囲気を出し、続いてメンバーがそれに絡んでいく。
基本的にグループ・サウンドは目指してなくてヨースとオラーが中心です。
二人のどちらかが真ん中に居てそれぞれのメンバーとのデュオ形式になっています。
フリー系の一つの形だけど、ひと味違うスタンダード料理を味わうことができました。
特に二人のコンビネーションが素晴らしい(3)「枯葉」は絶品です。
書き遅れましたが今作はライブ・レコーディングなので会場の臨場感が伝わってきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)