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Helio Alves (p)
*HELIO ALVES QUARTET / IT'S CLEAR
helio alves(p),
romero lubambo(g), scott coley(b), ernesto simpson(ds)
2009/Reservoir/
ブラジル出身のラテン系ピアニストのヘリオ・アルヴェスの新作です。
彼のアルバムを購入したのは2枚目になりますがきっかけはロメロ・ルバンボ(g)との共演にありました。
ルバンボの名前には個性があるので一度聞いたら忘れませんがこのところあちこちで名前を見ます。
特にボーカルのバックで見かけることが多いような気がしますが興味を惹かれました。
今作はラテン・アメリカン特有の派手さはなく地味ですが中身は相当に濃いです。
それぞれが達者なので驚きました。
ヘリオの美しく流麗なピアノにルボンバの生ギターがどう絡むかが聴きどころになります。
名手スコット・コーリーのベース、アーネスト・シンプソンのパーカシブなドラムが支える形。
表題曲の(6)「IT'S CLEAR」は美しいバラードでピアノ・トリオでの演奏です。
ドラマーのアーネストは初めて聞く名前ですが記憶に留めておかねばなりませんね。
ラテン系としては異色作か、珍しくBGMで気楽に聴けるというアルバムではなかったです。
[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]
(まじめ系)
*HELIO ALVES TRIO / PORTRAIT IN BLACK AND WHITE
helio alves(p), santi debriano(b), matt wilson(ds)
2003/RESERVOIR/
ブラジルはサンパウロ出身のヘリオ・アルヴェス(p)の作品です。
ドーンと顔が写っているジャケットも気になりました。全9曲中オリジナルが4曲の構成です。
今までにアイアート・モレイラ(per)、フローラ・プリム(vo)、クラウディオ・ロデッティ(tp)、
パキート・デリベラ(sax)などと共演してきたそうです。
当然、元々のスタイルはラテン・アメリカンということになりますね。
ラテン系ピアニスト特有のスピード感と明るさを持っています。
しかし、ここではストレート・アヘッドなピアノ・トリオに挑戦したみたいです。
聴いていてまったく違和感は感じませんでした。むしろそのドライブ感には聴き応えがあります。
ベースにサンティ・デブリアーノ、ドラムにマット・ウィルソンと地味な人選をしたのも成功したと思います。
(中間系)