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Dragon's Jazz Corner
Harry Verbeke (ts)
*HARRY VERBEKE & ROB AGERBEEK QUARTET / GIBRALTAR
harry verbeke(ts),
rob agerbeek(p), herbie lewis(b), billy higgins(ds)
1979/Timeless/
1 Gibraltar
2 It Could Happen To You
3 Laura
4 Holy Land
5 No Problem.
6 Soul Sister
7 Stardust
8 No Me Esqueca (Recorda Me)
ジャズ仲間のNさんが名盤だと絶賛していたアルバムです。
それならというので入手してみました。
結果は「素晴らしかった」です。
タイムレスはオランダのレーベルですね。
私は1970〜80年代にかけて仕事と子育てに忙しく、ほとんどジャズを聴かない時期がありました。
いわば空白の時間です。
そんな時にタイムレスが発足しているのでほんの数枚のLPを持っているだけです。
今作はオランダのハリー・バーヴェク(ts)とロブ・アフルベーク(p)に
アメリカのハービー・ルイス(b)とビリー・ヒギンス(ds)の組み合わせです。
フレディ・ハバード(tp)の(1)、シダー・ウォルトン(p)の(4)、デューク・ジョーダン(p)の(5)、
ホレス・シルバー(p)の(6)、ジョー・ヘンダーソン(ts)の(8)などのモダン・ジャズの名曲と
スタンダードのバラード3曲の構成で選曲も申し分ありません。
特にヴァーベクの自由自在に展開するテナー・プレイに注目しました。
本当に上手いです。
そのテクニシャンぶりと激しく艶やかな音色には驚いてしまいました。
テナー・サックス本来の魅力に溢れています。
どれも良いけれど私的ベストには(5)「No Problem.」を上げたいと思います。
この曲でのバックの3人がまた素晴らしくてアフルベーク〜ルイス〜ヒギンスの演奏にも痺れました。
確かにオランダ・ジャズの最高峰が聴けました。
まさに名盤と呼ぶにふさわしい作品です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)