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Dragon's Jazz Corner

Hamiet Bluiett (bs)


*HAMIET BLUIETT / WITH EYES WIDE OPEN
hamiet bluiett(bs)
ed cherry(g), jaribu shahid(b), nasheet waits(ds)
2000/JUSTIN TIME/

1 Africa / Island Song
2 Sing Me A Song Everlasting
3 Monk & Wes
4 Enum
5 Song For Camille
6 1529 Gunn Street
7 Mystery Tune
8 Deb
9 With Eyes Wide Open


バリトン・サックス奏者をもう一人紹介したいと思います。
ハミエット・ブルーイットは1940年生まれの現在76歳ですが健在のようです。
ジャズ史上現在まで最もパワフルで過激なバリトン奏者として知られています。
彼もまたチャールス・ミンガス(b)グループの出身で60年代には前衛の洗礼も受けています。

忘れていけないのが「ワールド・サキソフォン・カルテット」でサックス4本のユニークなグループで人気がありました。
ハミエット・ブルーイット(bs,afl,acl)、ジュリアス・ヘンフィルl(as,ss,fl)、オリバー・レイク(as,ts,ss,fl),、デヴィッド・マレイ(ts,bcl)
前衛的なサックス奏者の集まりなので実験的要素もあったと思います。
重量級で個性的なサウンドは意外なほどファンに受け入れられました。

なお日本にも「サキソフォビア」というグループがあるので機会があれば是非聴いてみて下さい。
井上 "JUJU" 博之(sax)、岡 淳(sax)、緑川 英徳(sax)、竹内 直(sax)

今作は全9曲、オリジナルが7曲、残り2曲がミンガスの同僚だった故ドン・プーレン(p)の作曲です。
ところどころでフリー・トーンをまじえながら重量感のあるバリトン・サウンドが楽しめます。
エド・チェリーのギターがまた良くて各所で輝きを放っていてその存在感は抜群です。
変幻自在に展開するナシート・ウェイツのドラミングとジャリブ・シャヒドのベース・プレイも聴きどころになります。
ギター・トリオをバックにしてのバリサクのワン・ホーン・アルバムとしては聴かせる1枚です。

(まじめ系)



*HAMIET BLUIETT SEXTET / YOUNG WARRIOR, OLD WARRIOR
hamiet bluiett(bs), jack walraph(tp), mark shim)ts),
larry willis(p), keter betts(b), jimmy cobb(ds)
1995/Mapleshade/

ベテラン・プレイヤー5人が若手の注目株のマーク・シムを迎え撃つ構図です。
全8曲はメンバーのオリジナル7曲とその他1曲の構成です。
珍しいのはミンガス時代の仲間のジャック・ウォルラフ(tp)が参加していること。
重量級の分厚いアンサンブルが聴けました。

「Blue'N Boogie」