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Dragon's Jazz Corner


Hacke Bjorksten (ts)


*HACKE BJORKSTEN TRIO / TOP THREE
hacke bjorksten(ts,ss), ulf johansson werre(p,vo), hans backenroth(b)
2014/Do Music Records/

1 Don't Get Around Much Anymore(D.Ellington)
2 After You've Gone(T.Layton/H.Creamer)
3 The Swan / Le Cygne(C.S.Saens)
4 Tricotism(O.Pettiford)
5 Don't Get Sloppy(U.Johansson)
6 Yesterdays(J.Kern)
7 Badinerie(J.S.Bach)
8 What Is This Thing Called Love(C.Poter)
9 Polska Fran Gemala(H.Bjorksten)
10 Fine And Dandy(K.Swift)
11 Adagio(T.Albinoni)
12 Come Rain Or Come Shine(H.Arlen)


スウェーデン発の熟年ドラムレス・トリオの作品です。
「Hacke Bjorksten」は何と読むのか、むずかしいですね。
コールマン・ホーキンスの流れを汲む骨太な音色を持つ中間派のテナー奏者です。
ノスタルジックな味わいを持つ、よく歌うトリオと言ったら良いでしょうか。
全12曲はジャズ・スタンダードが7曲、クラシックが3曲、オリジナルが2曲の構成です。

(2)「After You've Gone」ではピアニストのシブいヴォーカルも聴けます。
(6)「Yesterdays」はこのトリオにはピッタリの選曲か。
(8)「What Is This Thing Called Love」は凝ったアレンジで楽しめました。
サン=サーンスの(3)「The Swan/Le Cygne」では詩的な演奏が聴きどころ、
クラシックは他にバッハの(7)「Badinerie」とアルビノーニの(11)「Adagio」が入っています。

ずばり、安定感や安心感を味わう作品だと思います。
刺激は少ないですがじんわりと耳に馴染んできます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系)