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Dragon's Jazz Corner
Grant Green (g)
*GRANT GREEN QUARTET / I WANT TO HOLD YOUR HAND
grant green(g),
hank mobley(ts), larry young(org), elvin jones(ds)
1965Rec/Blue Note/
グラント・グリーンのくつろぎの一枚です。
ビートルズの大ヒット曲の「抱きしめたい」を取り上げました。
ポップスのジャズ版はのんびりと聴きたい。
バックにハンク・モブレイ、ラリー・ヤング、エルヴィン・ジョーンズというのも意外性があります。
「I Want To Hold Your Hand」、「Speak Low」、
「Stella By Starlight」、「Corcovado」、
「This Could Be The Start Of Something」、「At Long Last Love」
* GRANT GREEN SEXTET / IDLE MOMENTS
grant green(g), joe henderson(ts), bobby hutcherson(vib),
duke pearson(p), bob cranshaw(b), al harewood(ds)
1963/Blue Note/
Side A
1 Idle Moments
2 Nomad
Side B
1 Jean De Fleur
2 Django
ブルーノートにギタリストの作品は少ないです。
そんな中で看板ギタリストと言えるのがケニー・バレルとここのグラント・グリーンです。
ソウル&ブルージー満点なギター・プレイは他のギタリストとは一線を画します。
ギタリストの系図はチャーリー・クリスチャンから始まったのは疑いありません。
ジャズ・ギタリスト界に燦然と輝くウェス・モンゴメリーの影響はもうどうしょうもないです。
大雑把ですが、あとはジム・ホール系とグラント・グリーン系になるんじゃないかな。
グラント・グリーンの代表作は何か?
ハービー・ハンコック(p)と組んだ「Feelin' The Spirit」(BN4132)と今作(BN4154)になると思います。
今作の目玉は新主流派のジョー・ヘンダーソン(ts)とボビー・ハッチャーソン(vib)の参加にあります。
表題曲の「Idle Moments」におけるゆったりとして気だるい感じが何とも居心地がいいんです。
ハッチャーソンはこういう感じの曲を弾かせると抜群の感覚を見せてくれます。
グリーンがちょっと違うモダンな感覚を聴かせるB面の2曲も聴きどころになります。
知名度ではちょっと隠れた感じがするけどここでのデューク・ピアソン(p)がまた素晴らしいです。
(中間系)
*GRANT GREEN QUINTET / FEELIN' THE SPIRIT + 1
grant green(g), herbie hancock(p),
butch warren(b), billy higgins(ds), garvin masseaux(per)
1962Rec/Blue Note/
ブルーノートにおけるグラント・グリーン(g)の代表作と目される一枚です。
事実、私もこれを聴くことが一番多かった。
「ジェリコの戦い」はカッコいいです。
なお、ここにはオリジナルに含まれなかった1曲が追加されています。
CDになって録音制限がなくなったのでこういった楽しみもありますね。
「Just A Closer Walk With Thee」、「Joshua Fit De Battle Ob Jericho」
「Nobody Knows theTrouble I've Seen」、「Go Down Moses」、
「Sometimes I Feel Like A Motherless Child」
*GRANT GREEN TRIO / GREEN STREET
grant green(g), ben tucker(b), dave bailey(ds)
1961Rec/Blue Note/
珍しいグラント・グリーン(g)のトリオ作品です。
グリーンの特徴的なシングル・トーンの演奏を満喫できます。
スタンダードは「Round About Midnight」、「Alone Together」