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Dragon's Jazz Corner

Gonzalo Rubalcaba (p)


* GONZALO RUBALCABA TRIO / SKYLINE
gonzalo rubalcaba(p), ron carter(b), jack dejohnette(ds)
2021/5Passion Records/

1 Lagrimas Negras (M.Matamoros)
2 Gypsy (R.Carter)
3 Silver Hollow (J.Dejohnette)
4 Promenade (G.Rubalcaba)
5 Novia Mia (J.A.Mendez)
6 Quite Place (R.Carter)
7 Ahmad The Terrible (J.Dejohnette)
8 Aiempre Maria (G.Rubalcaba)
9 Ron Jack Ruba (Ron Jack Ruba)


久し振りにCDショップに出掛けた時に見つけました。
即手が伸びました・・・こんなのが出たんだ・・・嬉しかったですね
ゴンザロ・ルバルカバ(p)にロン・カーター(b)にジャック・ディジョネット(ds)のトリオですよ。
もう何回も聴いたのでよほど聴き味はいいんだと思います。
いきなり何度も続けて聴くなんて滅多にないことなので自分でも驚いています。
それだけ3人のコンビネーションが素晴しいです。
こういうのをやはりベテランの味と言うんでしょうね・・・改めてそう思いました。
距離感が絶妙で味わい深く、三位一体のジャズとはまさしくこういうことを指しています。
1曲目のボレロから始まり最後の即興演奏まで最高のパフォーマンスが詰まっていました。
もちろん3人共に素晴しいけれど特にロン・カーターのベース音が心に残りました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*GONZALO RUBALCABA / INNER VOYAGE
gonzalo rubalcaba(p), jeff chambers(b), ignacio berroa(ds)
special guest : michael brecker(ts)
1999/BLUE NOTE/

ゴンザロ・ルバルカバの新譜ですが、私にはいまひとつ魅力が感じられません。
なぜでしょうかねえ。基本的にバラード・プレイが似合わないからかなあ。
選曲にスロー・テンポが多いと、盛り上がりに欠けると思います。
彼にはもっと単純にピアノを弾いてもらって、明るく楽しく、気持良〜く聴かせてもらいたいです。
ゲストのマイケル・ブレッカーが参加している2曲と「キャラバン」は面白いけれどもね・・・。
しかし近年のブレッカーは本当に凄いですね。完全に一皮むけたと思います。

(中間系)



*GONZALO RUBALCABA / THE TRIO
gonzaro rubalcaba(p), brian bromberg(b), dennis chambers(ds)
1997/somethin'else/

ゴンザロ・ルバルカバのスタンダード作品集ですが、甘いところはありません。
とても刺激的で、三位一体の緊張感のある、素晴らしいプレイが聞けます。

(まじめ系)



*GONZALO RUBALCABA QUARTET / ANTIGUO
gonzaro rubalcaba(p), felipe cablera(b), julio barreto(ds),
reynaldo melian(tp)
1997/Somethin'else/



*GONZALO RUBALCABA TRIO / DIZ
gonzaro rubalcaba(p), ron carter(b), julio barreto(ds)
1994/Somethin'else/

私にとってのゴンザロ・ルバルカバは構えて聴くピアニストです。
先の見えないピアニスト。
何が出てくるか分からない・・・緊張感をもたらすピアニストです。
そんな中で比較的楽に聴けるのがロン・カーター(b)との共演盤です。
ロン・カーターが持つ懐の深さがゴンザロにくつろぎをもたらすのかもしれませんね。
より自然体に近いような感じがします。
今作はディジー・ガレスピーのトリビュート盤。
ビ・バップの名曲を集めたスタンダード作品集です。
スタンダードとはいえ、ゴンザロが陳腐な演奏などはするはずもないけど。

「Hot House」、「Woody N' You」、「I Remenber Clifford」、
「Donna Lee」、「Bouncing With Bud」、「Smooch」、
「Ah-Leu-Cha」、「A Night In Tunisia」、「Con Alma」




*GONZALO RUBALCABA QUARTET / RAPSODIA
gonzaro rubalcaba(p), felipe cablera(b), julio barreto(ds),
reynaldo melian(tp)
1993/Somethin'else/



*GONZALO RUBALCABA QUARTET / SUITE 4 Y 20
gonzaro rubalcaba(p), felipe cablera(b), julio barreto(ds),
reynaldo melian(tp), charlie haden(b)
1992/Somethin'else/



*GONZALO RUBALCABA TRIO / IMAGES Live At Mt.Fuji
gonzaro rubalcaba(p), john patitucci(b), jack dejohnette(ds)
1991/Somethin'else/

1991年8月24−25日、Mt・フジ・ジャズ・フェスにゴンザロ・ルバルカバが来日しました。
日本のジャズ・ファンにその驚異的なパフォーマンスを見せてくれました。
ジョン・パティトゥッチ(b)とジャック・デジョネット(ds)も凄かった。

「Autumn Leaves」、「Giant Steps」




*GONZALO RUBALCABA TRIO / THE BLESSING
gonzaro rubalcaba(p), charlie haden(b), jack dejohnette(ds)
1991/Somethin'else/

「アット・モントルー」に続くサムシンエルスの第二弾です。
全10曲はメンバーのオリジナル6曲とその他4曲の構成です。
選曲を見るとゴンザロの音楽性が分かるような気がします。
ジョン・コルトレーン、オーネット・コールマン、ビル・エヴァンスが選ばれました。
表題曲の「The Blessing」はオーネットの曲でこれからのゴンザロの道を暗示していたかも。

「Besame Mucho」、「Giant Steps」、「The Blessing」、「Blue In Green」




*GONZALO RUBALCABA TRIO / AT MONTREUX
gonzaro rubalcaba(p), charlie haden(b), paul motian(ds)
1990/Somethin'else/

キューバ出身のピアニスト、ゴンザロ・ルバルカバの評価を決定的にした一枚です。
モンクの(1)「Well You Needn't」を聴けばその凄さが分かります。
驚異的・・・まさに圧倒的な演奏を聴かせてくれました。
ゴンザロの凄さを目の当たりにした観客の興奮ぶりも伝わってくる名盤です。

「Well You Needn't」、「All The Things You Are」