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Dragon's Jazz Corner

Giovanni Mazzarino (p)


* GIOVANNI MAZZARINO LATIN SEXTET / RETRATO
feat. Francesco Cafiso

giovanni mazzarino(p), francesco cafiso(as,fl), dino rubino(tp,flh),
riccardo fioravanti(b), stefano bagnoli(ds), mimmo cafiero(per)
2013/Jazzy Records/

1 Cansado
2 Descanso
3 La Vida y la Muerte Bailan con la Cerveza en la Mano
4 Fiesta, Vida y Suerte
5 Beatriz (Edu Lobo) / Obilivion (A.Piazzolla)
6 Pablo (D.Rubino)
7 Mehace el Faver _Pues
8 Laguna de Cocha
9 Retrato
10 Una Noche a Medellin
11 Besame Mucho (C.Velasquez)


イタリアのベテラン・ピアニストのジョバンニ・マッツァリーノは2枚目です。
フランチェスコ・カフィーソ(as)の名前に引かれました。
カフィーソは収集対象ですがラテン・セクステットも面白そうです。

全11曲はマッツァリーノのオリジナル8曲とその他3曲の構成です。
アフロ・キューバン・サウンドですが全体的にちょっと硬いかなと思いました。
アフロ・キューバンのバラードは甘く切なくロマンティックなサウンドです。
でもイタリアのラテンは明るく爽やかな感じがします。
もっとやさしくやわらかな色気が欲しかったです。

もっとも録音時22歳のカフィーソでは仕方がないかもしれませんね。
ないものねだりというか、そこまで望むのは酷かな。
いかんせん、まだ若いですから。
でもそれを考慮してもカフィーソのソロは素晴らしいと思います。
鋭く突っ込んでくる音色は彼独自のもので、まるでキリのように鋭利なんだよね。
緩急自在な表現力も凄いです。
カフィーソには何としてもリー・コニッツを継ぐ存在になって欲しいと願っています。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*GIOVANNI MAZZARINO QUINTET / LIVE ALLO SPASIMO
fabrizio bosso(tp), francesco bearzatti (ts),
giovanni mazzarino(p), stefasno senni(b), paolo mappa(ds)
2003/Philology/

イタリア発の痛快なハード・バップ盤。
なんといっても火の出るようなボッソのトランペットが凄い。
一気に大ブレイクしたのもよく分かります。