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Dragon's Jazz Corner
Gidon Nunes Vaz (tp)
* GIDON NUNES VAZ SEXTET / SPIRIT
gidon nunes vaz(tp,fln), jasper van damme(as), bert boeren(tb),
timothy banchet(p), cas jiskoot(b), yoran vroom(ds)
2021/Tritone/
1 Joe's Coffee (G.Nunes.Vas)
2 Tumbleweeds (G.Nunes.Vas)
3 You Are Too Beautifull (R.Rogers/L.Hart)
4 Lonely Road (G.Nunes.Vas)
5 Always With Us (G.Nunes.Vas)
6 Un Poco Loco (B.Powell)
オランダのギドン・ヌネス・ヴァズ(tp)を聴くのは2枚目で前作は2017年作品でした。
久し振りに聴く出たばかりのホヤホヤの新譜なんだけど良かったです。
オーソドックスでストレートな3管ハード・バップ・ジャズは本当に気持いいです。
ヴァズのアイドルはケニー・ドーハム(tp)だと前作の紹介にも書きました。
スマートで爽やか、まろやかな味わいはそのままドーハムに通じています。
全6曲は自身のオリジナル4曲とスタンダード1曲とジャズ・ジャンアント1曲の構成です。
スタンダードの「You Are Too Beautiful」はトランペットのワン・ホーンで演奏されています。
全体的なバランスはいいですが45分はちょっと短く感じました。
せめてあと1曲欲しかったかな。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* GIDON NUNES VAZ SEXTET / CARRY IT ON !
gidon nunes vaz(tp), jasper van damme(as), casper van wijk(ts),
floris kappeyne(p), tijs klaassen(b), jean-clair de ruwe(ds)
2017/Tritone/
1 Night Train Nostalgia (G.Nunes Vaz)
2 Carry It On ! (G.Nunes Vaz)
3 On A Clear Day (Lerner/Lane)
4 Fifth Image (G.Nunes Vaz)
5 Honeybee's Lament (G.Nunes Vaz)
6 Renkon (G.Nunes Vaz)
7 Steeplechase (C.Parker)
ギドン・ヌネス・ヴァズは初見、オランダの若手トランぺッターです。
全7曲は自身のオリジナル5曲にその他2曲の構成です。
特に「On A Clear Day 」は大好きな曲なので迷わず手が伸びました。
第一印象は「爽やかなジャズ」でした。
分厚い3管編成ながらスマートで爽やかなハード・バップ・ジャズが詰まっていました。
それぞれのソロには粘っこいところがあっても全体的にはヌネス・バズの清冽色に染まっています。
それは取りも直さず彼の才能の高さを示すものです。
先述の「On A Clear Day 」はトランペットのワン・ホーンで演奏されていました。
これには参ってしまいました。
テンポが素晴らしくてとても20代半ばの演奏とは思えません。
この心地良さは何だろうか?と考えてみた。
ヌネス・バズのアイドルはケニー・ドーハムらしい・・・なるほどと納得しました。
彼のワン・ホーン・アルバムが聴いてみたいです。
なおジャケットのカッコ良いイラストは藤岡宇央(ふじおかたかお)氏です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)