[トップページ]




Gerald Wilson (con,arr)


*GERALD WILSON ORCHESTRA / IN MY TIME
gerald wilson(con,arr)
jon faddis(tp), frank greene(tp), jimmy owens(tp), jeremy pelt(tp)(1,6,7,10)
eddie henderson(tp)(1-5,8,9), mike rodrigues(tp)(6,7,10), sean jones(tp)(2,5,8,9)
benny powell(tb), dennis wilson(tb), douglas purviance(btb), luis bonnila(tp)(1,6,7,10)
kamasi washington(ts), gary smulyan(bs), ron blake(ts,fl)
sreve wilson(as,fl), jerry dodgion(as,ss,fl), dustin cicero(as), russell malone(g)
renee rosnes(p), peter washington(b), lewis nash(ds)
2005/MACK AVENUE/

1 Sax Chase
2 Dorian
3 Ray's Vision At The U
4 Blues For Manhattan
5 Lomelin
6 A.E.N
7 Musette
8 So What
9 Love For Sale
10 Jeri

ジェラルド・ウィルソンのアルバムを購入したのは実に40年ぶりになるでしょうか。
私はほとんどビック・バンド・ジャズを聴かないのでノーマークでしたが、
未だに現役で頑張っているとはまったく大したものです。調べたら86歳でした。
2曲を除いてはオリジナルで(2)、(3)、(4)は「The Diminished Triangle」の副題で組曲になっています。
解説にはウエスト・コーストの味にニューヨークのスパイスが効いているとありました。
知っているところではジョン・ファディス(tp)、エディ・ヘンダーソン(tp)、ジミー・オーエンス(tp)、
スティーブ・ウィルソン(as)、ゲイリー・スムリアン(bs)のベテラン、
他にもジェレミー・ペルト(tp)、シーン・ジョーンズ(tp)、ロン・ブレイク(ts)などの注目の若手が目白押しです。
ラッセル・マローン(g)、リニー・ロスネス(p)、ピーター・ワシントン(b)、ルイス・ナッシュ(ds)
のリズム・セクションも新鮮ですね。
近年はクレイトン・ハミルトン・オーケストラに代表されるように洗練されたオシャレなサウンドが主流です。
このような本格的なジャズ・ビック・バンドは少ないのではないでしょうか。
まずは(1)の「SAX CHASE」での圧倒的な迫力に度肝を抜かれます。
サックス・バトルの後に入るラッセル・マローンのギターがまたたまりません。
少し大きめの音量で鳴らすと凝縮された濃厚なサウンドがスピーカーから飛び出してきます。
これぞビック・バンド・ジャズ、たまにはガーンと一発いくのもいいと思いますよ、頭の中がすっきりしました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)