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Dragon's Jazz Corner

Gary Smulyan (bs)


*GARY SMULYAN QUINTET / THE REAL DEAL
gary smulyan(bs), joe magnarelli(tp,fhn)
mike ledonne(p), dennis irwin(b), kenny washington(ds)
2003/RESERVOIR/

ペッパー・アダムス系のバリトン・サックス奏者、ゲイリー・スムリアンの新譜です。
1曲目にそのアダムスの作品が取り上げられています。
最近はバリトン・サックス専門奏者が少なくなって寂しくなりました。
これからは益々スムリアンの活躍が期待されるところです。
スムリアンも一癖あるプレイヤーですがここではストレートにハード・バップを演奏しています。
マリガン〜ベイカー・カルテット以来、重厚なバリトンには軽快なトランペットが一番良く似合います。
ジョー・マグナレリ(tp、fhn)とのコンビネーションを楽しんで下さい。

(中間系)

「Our Love Is Here To Stay」




*GARY SMULYAN QUARTET / WITH STRINGS
gary smulyan(bs)
mike ledonne(p), peter washington(b), kenny washington(ds)
1996/CRISS CROSS/

実績のあるバリトン奏者としては若い方のゲイリー・スムリアンのスタンダード作品集です。
ストリングスをバックに、バリトン・サックスを満喫出来ます。
まあ、これといった特徴はないのですが低音の魅力は十分に楽しめると思います。
取り合えずバリトンの音色を聴いてみたい人には最適ではないでしょうか。

聴き直してみるとこれが良かったです。

(くつろぎ系)

「The Bad And The Beautiful」、「Lush Life」、「Thanks For You」、
「It Happenens Quietly」、「Don't Follow The Crowd」、「We've Got A Sure Thing」、
「Beware My Heart」、「The Moment Of Truth」、「Yesterday Gardenias」




*GARY SMULYAN NONET / SAXOPHONE MOSAIC
gary smulyan(bs), dick oatts(as,ss,fl), billy drewes(as,cl,fl),
palph lalama(ts,cl,fl), richie perry(ts), scott robinson(bs,bcl)
mike ledonne(p), dennis irwin(b), kenny washington(ds)
1994/CRISS CROSS/

バリトン・サックス奏者は数が少ないだけにビック・バンドでは重宝されています。
スムリアンもその例に漏れずウディ・ハーマンやサド・メル・オーケストラに在籍していました。
秋吉敏子&ルー・タバキン・バンドにも居たと思います。
ここではそんなビック・バンドのサックス・セクションから色んなソロが飛び出す趣向です。
ビッグ・バンド・ファンにも興味深い中々に面白い企画だと思いました。
クインシー・ジョーンズやサド・ジョーンズなどの曲を取り上げています。




*GARY SMULYAN QUARTET / HOMEAGE
gary smulyan(bs),
tommy flanagan(p), ray drummond(b), kenny washington(ds)
1993/CRISS CROSS/

ゲイリー・スムリアン(bs)のペッパー・アダムス(bs)作品集です。
全8曲が全てアダムス作。
これを見てもスムリアンがいかにアダムスを尊敬しているかが分かりますね。
たしかにスムリアンにはアダムスの影響が色濃く感じられます。
バックはトミー・フラナガン・トリオでじっくりとスムリアンの演奏を楽しむことができました。




*GARY SMULYAN QUINTET / THE LURE OF BEAUTY
gary smulyan(bs), jimmy knepper(tb),
mulgrew miller(p), ray drummond(b), kenny washington(ds)
1991/CRISS CROSS/

バリトン・サックス奏者のゲイリー・スムリアンの初リーダー・アルバムです。
ジャケットはスーツ姿のスムリアンで一見サラリーマン風に見えます。
ジミー・ネッパー(tb)とのフロント2管はジェリー・マリガン&ボブ・ブルックマイヤーを連想させます。
バックはマルグリュー・ミラー・トリオ。
全9曲は自身のオリジナル5曲とその他4曲の構成です。
初リーダーということでちょっと緊張しているかもしれません。

「Boo's Blues」、「Kiss And Run」、「Rost April」、「You Go To My Head」