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Dragon's Jazz Corner

Fredrik Kronkvist (as)


*FREDRIK KRONKVIST QUARTET / IGNITION
fredrik kronkvist(as)
kasper villaume(p), martin sjostedt(b), daniel fredriksson(ds)
2007/CONNECTIVE RECORDS/

1 Straight To The Point
2 Stealthmode
3 Blackbird Mornings
4 Oriental Colors
5 Cause And Effect
6 Tokyo Blossom
7 Golden Fields
8 Sincerity
9 Mind's Eye
10 A Word Of Farewell


スウェーデンのアルト・サックス奏者のフレドリク・クロンクビストの新作です。
前回聴いたのは「ALTITUDE」(Sittel/2003)でピアノを除いては同じメンバーでした。
何と表現したらいいのか・・・ジョン・コルトレーン・カルテットのアルト・サックス版といえば分かりやすいかな。
気合乗りと心構えは十分、最大の魅力はガツンとくるそのパワフルな音色にあります。
アルト・サックスのワン・ホーン・アルバムとしては久し振りに腰の入った存在感のある音を聴かせてもらいました。
感覚的にはジャッキー・マクリーン(as)以来かもしれません。
ストレートでオーソドックス、主流派ハード・バップの流れを汲むアルバムで新鮮な感覚で聴くことができました。
加えてリズム・セクションの3人が素晴らしい・・・特にキャスパー・ヴィヨーム(p)の参加に価値があります。
このキャスパー・ヴィヨーム(p)のマッコイ・タイナー(p)張りのプレイに注目、
マーティン・スヨステットの強力なベース・ワーク、ダニエル・フレドリクソンのドラムスも凄い。
全曲、フレドリクのオリジナルで(4)「ORIENTAL COLORS」、(6)「TOKYO BLOSSOM」は来日時の印象か。
(3)「BLACKBIRD MORNINGS」のバラードは美しいですが10年後にもう一度聴いてみたいです。
ちなみに彼を見出したのはヤン・ラングレン(p)だそうです。

2007年の「ベスト3」の一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*FREDRIK KRONKVIST QUARTET / ALTITUDE
fredrik kronkvist(as)
daniel tilling(p), martin sjostedt(b), daniel fredriksson(ds)
2003/SITTEL RECORDS/

スウェーデンの新進アルト・サックス・プレイヤー、フレデリック・クロンクビストの作品です。
全11曲中9曲が自身のオリジナルになっています。
一枚だけではわかりませんが彼は典型的なコルトレーン派のアルト・サックス奏者だと思います。
コルトレーン・カルテットのアルト版を聴かせてくれました。
若さに溢れたけれん味のないストレートな演奏に好感が持てます。
今後の成長と活躍を期待しましょう。

(中間系)