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Dragon's Jazz Corner

Franco Cerri (g)


*FRANCO CERRI QUARTET / E VENIA DA CAMPI CHE DI CERRI SENTIA
franco cerri(g),
alberto gurrisi(org), mattia magatelli(b), riccardo tosi(ds)
2008/RED RECORDS/

今週は図らずもベテラン二人の選択になりました。
秋も深まるなんとなく物悲しい季節には落ち着いた雰囲気のジャズが聴きたくなります。
こちらはイタリア・ジャズ界の重鎮、フランコ・チェリ(g)の新作です。
いぶし銀の如くの味わい深いプレイはこの時期にはぴったりだと思います。
バックにオルガンを起用しているので心地良いグルーブ感もあります。
このオルガンは面白いと思いました。
ソウルフルなアメリカのそれとは一線を画した薄味のスマートな演奏で新鮮です。
ジャズ・スタンダード中心の選曲、ちょうどいい案配なのでゆったりと浸ることが出来ます。

[ ドラゴン流目立たないけどいいアルバム ]

(くつろぎ系)




* FRANCO CERRI SEXTET / INTERNATIONAL JAZZ MEETING
franco cerri(g), barney wilen(ts,ss), flavio ambrosetti(as),
george grunte(p), k.t.geier(b), eberard stengel(ds),
george joyner(b), buster smith(ds)
1961Rec/Columbia/


1 Mary And Steve
2 Broadway
3 Aserenade For Patrick
4 Ow
5 I Love You
6 Misty
7 Boplicity
8 Flagebakaefra Blues


先日CDショップでイタリアの名ギタリスト、フランコ・セリの初期盤を見つけました。
「へぇ〜、こんなのが出てるんだ」と思いました。
ここでの目玉は明らかにバルネ・ウィラン(ts)の参加でしょうね。
フランスのバルネはマイルス・デイヴィス(tp)との共演で知られています。
1960年代初期、当時はヨーロッパのジャズに触れる機会がほとんどなかった。
日本もそうだったけどアメリカ生まれのジャズはどの国でも黎明期だったと思います。

(中間系)