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Dragon's Jazz Corner

Eri Ohno 大野えり(vo)


* ERI OHNO / LIVE AT PIT INN Vol 2 Feeling Good
大野エリ(vo)、
川嶋哲郎(ts)、類家心平(tp)、太田朱美(fl)、
石田衛(p)、米木康志(b)、原大力(ds)
2019/KIA/


1 Just In Time (J.Styne)
2 Throw It Away (A.Lincoln)
3 This Can't Be Love (R.Rodgers)
4 I'm Glad There Is You (J.Dorsey)
5 La La La You Night With The Blues (E.Ohno)
6 Sharing The Night With The Blues (E.Logan)
7 We Ware Meant To Be (E.Ohno)
8 Feeling Good (L.Bricusse/A Newley)


ちょっと前に大野エリ(vo)さんのライブを見に行きました。
エリさんを見るのも本当に久し振りで元気な歌声が聴けたのは嬉しかったです。
その時のメンバーは大野エリ(vo)、川嶋哲郎(ts)、デイビット・バークマン(p)、加藤真一(b)です。
川嶋さんを見たかったこともあるけれど・・・。

今作はその時のライブハウスで入手しました。
今作は新宿ピットインでのライブ盤で「VOL1」、「VOL2」、「DVD」の3枚同時発売です。
3枚はきついのでどれにするか?迷いました・・・結果、その中から選んだのがこれです。
好きな曲のアビ・リンカーンの(2)「Throw It Away」と(4)「I'm Glad There Is You」が入っていたから。
エリさん自身のオリジナル(5)、(7)も聴いてみたかった。
エリさんは年齢を経て増々輝いていると思います。
ディープな歌声、歌の上手さはもちろんですが相変わらずのしなやかさと可愛らしさに魅了されてしまいました。
共演者ではこれまた久々の類家心平(tp)さんと太田朱美(fl)さんが聴きどころになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*ERI OHNO / SWEET LOVE
eri ohno(vo)
george colligan(p), james genus(b), clarence penn(ds), shunzo ohno(tp)
2006/PACIFIC HOUSE SOUND/

1 Sweet Love
2 In Time Of The Silver Rain
3 Hello Like Before
4 Bird's Song
5 Blackbird-Bye Bye Blackbird
6 Ba Ra
7 Walkers With The Dawn
8 Every Breath You Take
9 Just Strolling
10 La,La,La,You Are Mine
11 Ringo Oiwake


大野えりさんにとってこのアルバムが21年振りとはどうしても信じられません。
聴くたびに”どうして”と思う・・・それほどに出来栄えが良いです。
ニューヨークに乗り込んでの録音、バックの人選も俊英を揃えてよく考えられています。
ジョージ・コリガン(p)、ジェームス・ジェナス(b)、クラレンス・ペン(ds)、それに大野俊三(tp)さん。
歌は上手いし、オリジナルを含めて選曲も意欲的、満を持して出した自信作だと言えます。
私は聴いた瞬間から彼女の世界に引き込まれてしまいました。
お久し振りですが「以前のように」と彼女のメッセージが込められた(3)「HELLO LIKE BEFORE」の美しさ、
(5)「BYE BYE BLACKBIRD」では抜群のジャズ・フィーリングを味わうことが出来ます。
日本語で歌われる(6)「BA RA」(薔薇)は感動的ですらあります。
ライブでもその素晴らしさを肌で感じることが出来ました。
ジャズの範疇ではとてもくくれないと思うけれど、日本人ジャズ・ヴォーカルの可能性を示した作品です。
より多くの音楽ファンに聴いてもらいたいアルバムです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)