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Dragon's Jazz Corner

Emil Viklicky (p)


*EMIL VIKLICKY TRIO / LIVE IN VIENNA
emil viklicky(p), frantisek uhlir(b), laco troppi(ds)
2010(2007/Rec)/CUBE/

エミール・ヴィクリツキー(p)は初見、それこそビックリしました。
チェコのベテラン・ピアニストですが、すでにピアノ・トリオ・ファンにはよく知られているようです。
聴いた途端にその音色に参った・・・ガツンときてかなりのインパクトがありました。
力強いタッチ、スイング感に溢れ、流れるような魅力的なフレーズ、何もかもが個性的で美しいです。
さすがチェコですね、クラシックで鍛えられた技量は見事なものです。
キース・ジャレット(p)とレイ・ブラウン(b)を2曲を除いてはメンバーのオリジナル。
ライブ盤にしては1曲づつがそれほど長くなくまとまっています。
ユッタリと入って徐々に盛り上がっていく、熟練の技が光る珠玉の作品集。
ライブとは信じられないほどの完成度の高さでトリオとしてのバランスも素晴らしいです。
特にベーシストがまた凄いプレイを聴かせてくれました。

しかし、つくづく世界は広いですね。
まだまだ知られざる?名手がいっぱい隠れていると思います。
安定感のある王道・ピアノ・トリオで文句なしの一枚です。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(中間系)