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Dragon's Jazz Corner
Emile-Claire Barlow (vo)
* EMILIE-CLAIRE BARLOW / THE BEAT GOES ON
emilie-claire barlow(vo),
reg schwager(g), mark kieswetter(p), ross maclntyre(b),
davide direnzo(ds), kelly jefferson(ts), etc
2010/EMG/
1 Raindrops Keep Falling On My Head
2 Sunshine Superman
3 Breaking Up Is Hard To Do
4 Don't Think Twice, It's Alright
5 He Thinks I Still Care
6 The Beat Goes On / Soul Bossa Nova
7 These Boots Were Made For Walkin'
8 Until It's Time For You To Go
9 Little Boat
10 Comme Je Crie, Comme Je Chante
11 Wiil You (Still) Love Me Tomorrow
12 Yester-Me,Yester-You, Yesterday
13 T'es Pas Un Autre
先日、カナダのエミリー・クレア・バーロウ(vo)の日本公演を見に行きました。
昨年から意識して聴き始めたヴォーカル盤でお気に入りの一人になったからです。
エミリーは1998年のアルバム・デビュー以来20年以上のキャリアがあります。
来日メンバーは以下の通りでした。
Emilie-Claire Barlow (vo), Reg Schwager (g),
Amanda Tosoff (p), Jon Maharaj (b), Fabio Ragnelli (ds)
エミリーは落ち着いた大人の女性の雰囲気を持っていて歌はとても上手だったです。
ギターのレグ・シュワガーとの付き合いは長く二人のコンビネーションが聴きどころになりました。
さて今作ですがエミリーの異色作だと言えます。
作品に変化を持たすためにヴォーカリストが手を変え品を変え工夫するのは当たり前ですね。
リズムやビートを強調してポップスやフォーク、ボサノバを取り上げてカントリーの味わいもあります。
バート・バカラック、ニール・セダカ、ボブ・デュラン、キャロル・キングなどが選曲されています。
今作の評価はあくまで個人の好みによると思います。
ジャズ・ヴォーカル盤としてはいまひとつかもしれないけどポップスのジャズ盤なら面白いです。
なぜなら原曲とはひと味違ったアレンジが聴けるからです。
ニール・セダカの(3)「Breaking Up Is Hard To Do」はバラードで、
ボブ・デュランの(4)「Don't Think Twice, It's Alright」はアップ・テンポで意表をつかれました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)
* EMILIE-CLAIRE BARLOW / HAVEN'T WE MET ?
emilie-claire barlow(vo,arr),
reg schwager(g), david restivo(p), ross macintyre(b),
davide direnzo(ds), kelly jefferson(ts), chase sanborn(flh,tp), etc
2009/Empress/
1 All I Do Is Dream Of You
2 C'est Merveilleux
3 You're Driving Me Crazy ?
4 Comin' Home Baby
5 Haven't We Met ?
6 I'm Glad There Is You
7 Chez Moi
8 Is You Is Or Is You Ain't My Baby ?
9 Jardin d'Hiver
10 La Vem A Baiana
11 Will You Still Be Mine ?
12 You Make Me Feel So Young
13 You Must Believe In Spring
ヴォーカルを意識的に聴くようになってからだいぶ経ちました。
現在までのところ一番のお気に入りはこのカナダのエミリー・クレア・バーロウです。
二番手にはオーストラリア出身のベーシストでもあるニッキ・パロットということになります。
二人共に至極オーソドックスなヴォーカリストなのでその普通感がいいと思っています。
聴いていてすごく楽なんですね。
さて今作ですがスタンダードとフランスのシャンソン系が中心でアレンジはエミリー自身です。
ベン・タッカー(b)の「カミン・ホーム・ベイビー」が入っていたのは異色だと思いました。
エミリーの声がいい、歌が上手い、雰囲気が抜群です。
聴きどころは馴染みの(6)「I'm Glad There Is You」とシャンソンの(9)「Jardin d'Hiver」になりました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)
* EMILIE-CLAIRE BARLOW / THE VERY THOUGHT OF YOU
emilie-claire barlow(vo),
reg schwager(g), nancy walker(p), kieran overs(b), mark kelso(ds),
kevin turcotte(flh)(1), bill mcbirnie(fl)(5,10), kelly jefferson(ts)(6), mike murley(ts)(9)
2007/Empress Music/
1 The Very Thought Of You
2 Almost Like Being In Love
3 O Pato (The Duck)
4 Les Yeux Ouverts (Dream A Little Dream Of Me)
5 Pennies From Heaven
6 What A Little Moonlight Can Do
7 Surrey With The Fringe On Top
8 My Time Of Day / I've Never Been In Love Before
9 C'est Si Bon
10 De Conversa Em Conversa
11 The Boy Next Door
12 So Many Stars
カナダ出身の女性シンガー、エミリー・クレア・ バーロウを聴くのも久し振りです。
前回聴いたのは↓のアルバムです。
*Emilie-Claire Barlow / Like A Lover (2005/Empress)
去年からヴォーカルを意識して聴くようになりましたがひとつ気が付いたことがあります。
それは基本的に女性ヴォーカルでイヤな人はいないということです。
どうも私の場合は女性の声はだれでもいいみたいです。
たしかに声質の好みや歌の上手さに差はあるけれど決定的な好き嫌いになっていません。
聴く人みんなに癒されています。
クレア・バーロウは歯切れの良いくっきりとした歌声の持ち主で歌は上手いです。
ちょっと息継ぎが気になるけどクリアですっきりとした味わいが特徴だと思います。
ビル・マクバーニー(fl)やマイク・マーレイ(ts)といったカナダの名手達が共演しているのも嬉しい。
シャンソンの名曲(9)「セシボン」におけるマーレイのバッキングの素晴らしさにぶっ飛びました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* EMILIE-CLAIRE BARLOW / LIKE A LOVER
emilie-claire barlow(vo,p,per),
rob piltch(g), marc rogers(b), mark kelso(ds),
guido basso(fhn), kelly jefferson(ts)(2,7), john johnson(ts)(5)
2005/Empress/
1 Like A Lover
2 On The Sunny Side Of The Street
3 Someone To Watch Over Me
4 A Time For Love
5 So Danco Samba
6 The Things We Did Last Summer
7 (I've Got) Just About Everything I Need
8 Retrato Em Branco E Preto
9 Our Love Is Here To Stay
10 Blame It On My Youth
カナダのエミリー・クレア・バーロウ(vo)を最初に聴いたのは今作でした。
ヴォーカル好きのジャズ友に聴かせてもらったけどその時はヴォーカルに目が向いていなかった。
改めて聴いてみると「やっぱりいいな」と思いました。
先日、日本公演にも行ったばかりなので思い入れが深いこともあります。
先週のヘイリー・ロレン(vo)に比べるとこちらの方が自然体という感じがします。
15年前なので瑞々しく新鮮で声が若く伸びもある・・・ストレートに歌っています。
(7)はスピード感溢れる抜群のノリでこれが私的ベスト・トラックになりました。
将来性を感じさせるには十分な歌唱力です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)