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Dragon's Jazz Corner

Edward Simon (p)


*EDWARD SIMON TRIO / UNICITY
edward simon(p), john patitucci(b,elb), brian blade(ds)
2006/C.A.M/

1 Invocation
2 The Messenger
3 Abiding Unicity
4 Gevriasolas
5 The Midst Of Chaos
6 Prelude N.9
7 Pathless Path
8 Evolution
9 Eastern
10 Abiding Uncity

エドワード・サイモン(p)のトリオものは初めてですが、これはいいです。
瑞々しいタッチと美しい音色、主流派のジャズ・ピアノ・トリオが聴けます。
気負うところがまったく感じられず、ごく自然体なのも好感が持てます。
ジョン・パテトゥッチ(b)とブライアン・ブレイド(ds)とのコンビネーションも抜群です。
特に(2)「THE MESSENGER」の4ビートは心地良く、私はこれでグッと引き込まれてしまいました。
スタンダード作品集なので聴きやすく、あとは一気に聴かされることになりました。
パテトゥッチのエレキ・ベースも自然に耳に入ってきました、これも変化があっていいです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)


私がエドワード・サイモンを聴くのはこれが5枚目になります。
■BOBBY WATSON(as) / HORIZON REASSEMBLED / (1995 atlantic)
■MARK TURNER(ts) / MARK TURNER / (1995 DIW)
■TERENCE BLANCHARD(tp) / LET'S GET LOST / (2001 sony)(ドラ盤70)
■TERENCE BLANCHARD(tp) / WANDERING MOON / (2003 maxjazz)
自己名義では[criss cross]から2枚出ているようです。




* EDWARD SIMON TRIO / THE PROCESS
edward simon(p), john patitucci(b), eric harland(ds)
2002/Criss Cross/

1 Navigator
2 Calabria
3 The Process
4 Azules
5 Woody'n You
6 Reprocess
7 Tonado Del Cabrestrero
8 I'm In The Mood For Love
9 Azules Reprise


ベネズエラ生まれのピアニスト、エドワード・サイモンのCriss Cross第一作です、
ここはメンバーの年代が面白いと思いました、ほぼ10年違いだったので。
録音当時、ジョン・パティトゥッチ43歳、サイモン33歳、エリック・ハーランド24歳だったです。

全9曲は自身のオリジナル5曲、パティトゥッチ1曲、その他3曲の構成です。
サイモンの主筋はチック・コリアだと思います。
あとカリブ海出身なのでモンティ・アレキサンダーやミシェル・カミロの影響も強いかも。
カリブ海出身の有名ピアニストには超絶技巧の持ち主が多いと同時に独特のリズム感を持っています。
ラテン系でもアフロキューバン、カリプソ、レゲエやサルサのリズムですね。
サイモンのタッチは知的と言われているけど私は力強さとスピード感に魅力を感じています。
パティトゥッチの存在感溢れるベース・プレイと若いハーランドの溌溂としたドラミングも聴きどころです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)