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Dragon's Jazz Corner

Dmitry Baevsky (ts)


*DMITRY BAEVSKY QUARTET / SOMETHIN' SPECIAL
dmitry baevsky(ts),
fabio miano(p), ignasi gonzalez(b), joe strasser(ds)
2015/Blau Records/

1 Somethin' Special(S.Clark)
2 Fools Rush In(Mercer/Bloom)
3 Cheescake(D.Gordon)
4 Lament(J.J.Johnson)
5 Eclypso(T.Flanagan)
6 The End Of A Love Affair(E.Redding)
7 I Thought About You(J.V.Heusen)


ドミトリー・バエブスキーの名前は知っていましたが聴いたのは今回が初めてです。
名前からロシア系ということは分かります。
予想したよりゴツゴツした感じのサックスだと思いました。
演目の中にある(3)のデクスター・ゴードンや(5)のカリプソを見て納得しました。
つまりバエブスキーのルーツはデックスやソニー・ロリンズにあるというわけですね。
現代のテナー・サックスの主流がコルトレーン派にあるとすればそれだけで個性的です。
バラードのJ.Jの名曲(4)「Lament」も端正にキッチリと吹き切っています。
音色もクリアでテクニックも申し分ありません。
軽い感じで飛ばす(2)「Fools Rush In」も聴きどころになりました。

男性的で豪快とはちょっと違うけれど独特のアクセントを持っていて面白いです。
もう一枚聴いてみたいと思いました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)