[トップページ]
David Sanborn (as)
*DAVID SANBORN / CLOSER
david sanborn(as)
larry goldings(elp,org), gil goldstein(elp)(8), mike mainieri(vib)
russell malone(g), christian mcbride(b), steve gadd(ds)
luis quintero(per), lizz wright(vo), bob sheppard(ts,ss)(8)
2004/VERVE/
1 Tin Tin deo
2 Senor Blues
3 Don't Let Me Be Lonely Tonight
4 Smile
5 EnChantment
6 Ballad Of The Sad Young Men
7 Another Time, Another Place
8 Capetown Fringe
9 Poinciana
10 You Must Believe In Spring
11 Sofia
デビッド・サンボーン(as)のヴァーヴ移籍2枚目のアルバムです。
フュージョンも好きだった私はサンボーンやマイケル・ブレッカー(ts)は
リアルタイムで聴いてきたので特別の思い入れがあります。
やはりサンボーンにはこのようなコンテンポラリー路線の方が似合っていると思います。
さすがに若い頃のようなアタックの強さや切れはなくなってきましたが、
円熟した枯れた味わいを聴かせてくれるようになりました。
特にバラードの表現にそれを強く感じることが出来ます。
リズ・ライト(vo)をゲストに迎えた(3)では持ち味の泣きアルトを存分に聴かせてくれました。
サンボーンのボーカルのバッキングは昔から定評のあるところで本当に惚れ惚れします。
(4)、(6)、(10)はそれぞれが3分台の魅力が凝縮されたバラード。
それに絡むラッセル・マローンのギターが実に効果的です。
サンボーンの抜群のアルト・プレイが聴ける一枚だと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*DAVID SANBORN / TIMEAGAIN
david sanborn(as)
gil goldstein(p), ricky peterson(key), russell malone(g)
christian mcbride(b), steve gadd(ds), don alias(per)
luis quintero(per), mike mainieri(vib), randy brecker(tp,flh), etc
2003/VERVE/
デヴィッド・サンボーン(as)の新譜はジャズ・ヒット曲のカバーが中心になっています。
ハービー・マン(fl)やメル・トーメ(vo)で有名な「カミン・ホーム・ベイビー」から
「ハーレム・ノクターン」、「イズント・シー・ラブリー」、「シュガー」、「テキーラ」などを聴かせてくれました。
切れ味鋭い音色で聞き手の心に迫ってきますので新しい息吹を感じます。メンバーの豪華さも魅力。
日本での人気も抜群ですね。ジャズ・ファンのみならず幅広い音楽ファンに支持されています。
(くつろぎ系)
*DAVID SANBORN / INSIDE
david sanborn(as)
marcus miller(b,key,ds,etc), don alias(per), michael brecker(ts)
wallace roney(tp), ricky peterson(org), cassandra wilson(vo)
lalah hathaway(vo), sting(vo), etc
2000/ELEKTRA/
1 Corners
2 Daydreaming
3 Trance
4 Brother Ray
5 Lisa
6 When I'm With You
7 Naked Moon
8 Cane
9 Ain't No Sunshine
10 Miss You
デヴィッド・サンボーン(as)のライブを見たのでこの新作を良く聴いています。
実にサンボーンのアルバムを購入したのは20年振りになるでしょうか。
久し振りに聴いてみて吹き過ぎていないところに好感を持ちました。
ライブでもそれは感じましたしこの新作からは4曲ほどが演奏されました。
プロデュースはマーカス・ミラーでここでも5曲を提供しています。
この作品はヴォーカルを上手に組み合わせていて構成も申し分ありません。
これほど豪華なゲスト陣はちょっとないでしょうねえ。多分みなさんも楽しめると思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* DAVID SANBORN / HEART TO HEART
david sanborn(as),
don grolnick(p), herb bushler(b), steve gadd(ds),
david spinozza(g), hugh mccracken(g), mike mainieri(vib),
richard tee(p,org), anthony jackson(b),
gil evans(arr), arthor blythe(ss,as), george adams(ts,fl),
lou soloff(tp), jon faddis(tp), etc
1978/Warner Bros/
Side A
1 Solo
2 Short Visit
3 Theme From "Love Is Not Enough"
Side B
1 Lotus Blossom
2 Heba
3 Sunrise Gospel
4 Anywhere I Wander
デヴィッド・サンボーン(as)はフュージョン・シーンにおいて絶大な人気を誇りました。
サンボーン独特の「泣きアルト」は衝撃的だったです。
「え〜、何だこの吹き方は、ちょっと気持悪いかも」の評価も多かったと思います。
当然ですね、今までそんな吹き方をするアルト・サックス奏者はいなかったわけだから。
今では当たり前のように誰でもが吹いてます。
モダン・ジャズのアルト・サックス奏者の系図を振り返ってみると。
ジョニー・ホッジス、ベニー・カーター〜チャーリー・パーカー、リー・コニッツが四天王になるかな。
次にジャッキー・マクリーン、キャンボール・アダレイ、フィル・ウッズ、アート・ペッパー、ポール・デスモンド等が続く。
何でこんなことを書いたかというとサンボーンのルーツは誰だろうか?と気になりました。
一番近いのはキャノンボール・アダレイでしょうね・・・中でも「Mercy,Marcy,Marcy」(1966)に注目しました。
ソウル&ファンキーでノリの良さを考えるとそうなると思います。
その他のアルト奏者ではレイ・チャールス・バンドで活躍したR&B系のハンク・クロフォードが近いかも知れません。
サンボーンもまたエリック・ゲイル(g)同様にゲストに呼ばれることが多くて多忙を極めていました。
そんなことからこの頃は人気の割に自身のリーダー・アルバムが少ないです。
今作は貴重な一枚になりますね。
ドン・グロルニック(p)、ハーブ・バシュラー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のトリオを中心に
デヴィッド・スピノザ(g)、ヒュー・マクラッケン(g)、マイク・マイニエリ(vib)
リチャード・ティー(p,org)、アンソニー・ジャクソン(b)、ギル・エヴァンス(arr)等々。
共演者も当時のフュージョン・シーンの人気者を集めていて一聴の価値があります。
(くつろぎ系)