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Dragon's Jazz Corner

David Gilmore (g)


* DAVID GILMORE QUINTET / TRANSITIONS

david gilmore(g), mark shim(ts),
victor gould(p), carlo derosa(b), e.j.strickland(ds),
gregoire maret(harmonica)(4), bill ware(vib)(8)
2017/Criss Cross/

1 End Of Daze (D.Gilmore)
2 Beyond All Limits (W.Shaw)
3 Blues Mind Matter (B.Hutcherson)
4 Blusette (T.Thielemans)
5 Both (A.Peacock)
6 Spontanuity (D.Gilmore)
7 Kid Logic (V.Bailey)
8 Farralone (B.Hutherson)
9 Nem Un Talvez(H.Pascoal)


デヴィッド・ギルモア(g)はM-Base派ですね。
スティーヴ・コールマン(as)&ファイブ・エレメンツの一員でした。
共演のマーク・シム(ts)もその流れのサックス奏者です。
ちなみにその一派で重要なのは前述のスティーブ・コールマン(as)、グレッグ・オスビー(as)、
ジェリ・アレン(p)、ゲイリー・トーマス(ts)、カサンドラ・ウィルソン(vo)らがいます。
私が一番好きなのはゲイリー・トーマスです。

久々にM-Base派のジャズを聴きましたが面白かったです。
未だに新鮮さは失っていないと同時に聴き易くなっていると思います。
先進的で頭でっかちなところもあったけれどだいぶ丸くなってきています。
最近は聴き易いものばかりを聴いていたのでもの凄く新鮮で毎日愛聴していました。
今週のもう一枚もサム・リバース(ts)なのでジャズにどっぷり浸かった気がします。
待望の春を迎えて気分も元気になっているのかもしれません。

どの曲も良かったけれど好みではボビー・ハッチャーソン(vib)の(3)と(8)が出色でした。
展開やリズムに工夫が見られる(6)や(7)もお気に入りになりました。
ゲストがハーモニカとヴァイブというのもよく考えられた選択だと思います。
アルバムの流れに変化が出て曲想も多彩で飽きさせません。
演奏内容も素晴らしく構成もよく考えられている・・・今年聴いた中では一番いいかな。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)