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Dragon's Jazz Corner
David Budway (p)
*DAVID BUDWAY SOLO & TRIO & QUARTET & QUINTET & SEXTET
/ A NEW KISS
david budway(p), eric revis(b), jeff"tain"watts(ds),
branford marsalis(ss)(02), marcus strickland(ss)(01,10,11),
ron affif(g),(10,11), joe"sonny"barbato(accrdian)(11)
2011/Max jazz/
1 Japanese Brunch
2 Lonely Cane
3 Strike Up The Band
4 Love You Tonight
5 Stinky
6 Round Midnight
7 Maintain Speed Through Tunnel
8 You'd Be So Nice To Come Home To
9 A New Kiss
10 PHI
11 Sama'l Shat Arabud
今作も去年の年末に買い置きしていた1枚で新年になってから封を切りました。
CDショップで蛸唐草紋様のネクタイに惹かれた。
デヴィッド・バドウェイ(p)は初見ですが共演者が面白そうです。
ジェフ・ワッツ(ds)、ブランフォード・マルサリス(sax)やマーカス・ストリックランド(sax)の名前がありました。
聴いてみると独特のリズム感の持ち主でオヤッと思いました。
この感覚は何だろうか?と聴きながら考えていましたがその答が最後にありました。
(11)「SAMA'I SHAT ARABUD」はアラビア音楽そのものでした。
こういう曲は新鮮なんでしょうね・・・踊りたくなる・・・みんな楽しそうに演奏しています。
改めて解説を読んでみるとお父さんがアラビアのバイオリン弾きだったようです。
演目はオリジナル7曲、スタンダード4曲の構成です。
1曲目は日本の印象を書いたもの・・・よほど日本のブランチが気に入ったようですね。
それでネクタイも蛸唐草なのかな。
バドウェイは実力も相当なものだと思います。
ブランフォードもマーカスはソプラノで参加・・・二人はあくまでゲストでバドウェイは自分の主張を貫いています。
名前でも実力でも負けていません。
面白かったのは(6)「ROUND MIDNIGHT」と(8)「YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO」の2曲。
この大スタンダードはソロ・ピアノで演奏されましたがいかにもラウンジ風だったのが面白かったです。
あちこちで弾き語りの仕事をしていたのは想像にかたくありません。
ジェフ・ワッツとのコンビネーションは抜群で(7)「MAINTAIN SPEED THROUGH TUNNEL」で聴けます。
表題曲の(9)「A NEW KISS」はいかにも今風のピアノ・トリオの疾走感で飛ばします。
このアルバムには色んな料理が並んでいました・・・多彩な曲想で飽きさせません。
バドウェイは幅広い音楽性を持つコンテンポラリーなピアニストで楽しめました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)