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Dragon's Jazz Corner
Daniele Scannapieco (ts)
*DANIELE SCANNAPIECO SEXTET / LIFE TIME
daniele scannapieco(ts), stefano di battista(ss,as), flavio boltro(tp,fhn)
julian o mazzariello(p), dario rosciglione(b), andre' ceccarelli(ds)
2008/PICANTO RECORDS/
1 Lifetime
2 Red Hot
3 Cercle
4 Dark Light
5 Dede's Mood
6 Goodbye Mr.P.
7 Fenomeno
8 Waiting For D.
9 Fast Lane
イタリアから粋でおしゃれなハード・バップ・アルバムが飛び込んできました。
なんといってもフロント3管の組み合わせが素晴らしいです。
ダニール・スカナピエコ(ts)、ステファノ・ディ・バティスタ(ss、as)、フラビオ・ボルトロ(tp)ですよ。
バックのピアノ・トリオがまたいい、つくづくイタリア・ジャズ界の底力を感じてしまいました。
1曲を除いてメンバーのオリジナルで占められており新鮮、実にカッコイイ演奏が聴けます。
その魅力は1曲目の「LIFE TIME」に集約されているのではないかな。
気合の入ったソロの応酬に圧倒され、後半、ミディアムな4ビートに転調させるところにも痺れました。
アルバム・タイトルになるのも十分にうなずける出来になっています。
もちろん、その他の曲にも聴きどころが多く、「上半期のベスト3」候補の一枚です。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*DANIELE SCANNAPIECO QUINTET / DANIELE SCANNAPIECO
daniele scannapieco(ts.ss), fabrizio bosso(tp)
eric legnini(p), dario rosciglione(b), andre "dede" ceccarelli(ds)
stefano di battista(ss)*(8)
2002/MIDNIGHT SUN/
このダニエル・スカナピエコ(sax)の作品は2000年録音、2002年の発売になるものです。
人気急上昇ということでレーベルが変わって2004年に再発売になりました。
全11曲、ステファノ・ディ・バティスタ(sax)の3曲を含むオリジナルが10曲、スタンダードが1曲入っています。
フロント2管の若手をバックのベテランが盛り立てる編成になっていると思われます。
スカナピエコは典型的なコルトレーン派、今話題のファブリッツオ・ボッソ(tp)の参加も嬉しいですね。
この二人は若手中心の「HIGH FIVE QUINTET」なるユニットを組んでいます 。
ゲスト参加のバティスタを加えてイタリア・ジャズ界の若手の底力を感じさせる作品です。
ストレート・アヘッドなハード・バップ・ジャズが楽しめる佳作です。
グッと力が入ったところで最後に「イン・ア・センチメンタル・ムード」でホッと一息、粋な計らいもしてくれています。
「In A Sentimental Mood」
(中間系)