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Dado Moroni (p)
*DADO MORONI WITH TOM HARRELL & BOB MINTZER
/ QUIET YESTERDAY
dado moroni(p),
andrea dulbecco(vib), riccardo fioravanti(b) , enzo zirilli(ds),
stefano bagnoli(ds), camila sampaio rangoni(vo),
tom harrell(tp,flh) , bob mintzer(ts)
2012/ABEAT Records /
1 Introcube
2 Quiet Yesterday
3 Vision Of Gaudi
4 Like Someone In Love
5 Free To Mist
6 Minor Mood
7 Purpura
8 Easy Living
9 Microcube 3
10 Giant Feet
イタリアのピアニスト、ダド・モロニとトム・ハレル(tp)とボブ・ミンツァー(ts)の共演盤です。
天才ピアニストと言われたモロニもベテランの域に達して精力的に活動しているようですね。
ここはハレルとミンツァーの名前に惹かれました。
とはいうもののハレルとミンツァーの共演はなくて録音も二つに分かれていました。
こういうのって詐欺だよねぇ〜。
構成は(3)、(4)、(5)、(8)がトム・ハレルで(2)、(6)、(10)がボブ・ミンツァーです。
(7)がボーカル入りで一息、(1)、(9)はイントロでごく短い演奏です。
スタンダードが(4)「LIKE SOMEONE IN LOVE」と(8)「EASY LIVING」の2曲、
ハレル作とミンツァー作が各1曲づつ、曲想もバラエティに富んでいてよく考えられています。
特に素晴らしいのは表題曲にもなっている(2)「QUIET YESTERDAYS」です。
モロニの奏でるピアノは感動的・・・美しくて心に沁みる・・・続くミンツァーにも震えた。
これを聴いたらモロニの才能を疑う人はいないでしょうね。
最初に聴いた時にこの1曲だけに買っても惜しくないと思いました。
でもさらにもう1曲あった・・・ハレル入りの(5)「FREE TO MIST」も素晴らしかった。
こちらはフリー・フォーム、フリー・トーンを含む疾走感のある演奏で聴かせます。
現代的ハード・バップの名演でマリンバを使用しているのも新味でした。
(4)と(8)のスタンダード2曲はトム・ハレルの独壇場です。
(4)がベース、(8)がドラムスとのデュオで凝った内容になっています。
全体的にはダド・モロニとボブ・ミンツァーが光っていると思います。
特にミンツァーはもっと評価が上がって欲しいサックス奏者です。
(7)「PURPURA」のボーカルでホッとさせる演出もニクイ。
よく出来た構成・・・その他にも聴きどころが多くて実にバランスがいいアルバムです。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*DADO MORONI & 4 OF A KIND / CATTIN'
dado moroni(p)
frits landesbergen(vib,ds), jeroen de rijk(per), theo de jong(elb)
2000/BMP/
懐かしいダド・モロニ(p)の名前を見つけたので久し振りに購入しました。
組み合わせのピアノ、ヴァイブ、エレキベース、パーカッションにも興味を引かれました。
デビュー時には天才ピアニストと騒がれたダド・モロニも今ではいくつになったでしょうか。
このアルバムでもその片鱗は十分に感じることが出来ます。
幅広い音楽性を示す選曲は彼の実力を知らしめるには適当だと思います。
編成からみると狙いはラテン・フレーバーですが、流麗華麗なピアノ・プレイは変わりません。
表題曲の(9)「CATTIN'」のグルーブ感溢れる表現力は素晴らしいの一言。
ヴァイブとの絡みは(3)、(4)の2曲だけ、これはもう少し聴きたかったです。
(中間系)
*DADO MORONI TRIO / JAZZ PIANO
dado moroni(p)
frits landesbergen(vib,ds), jeroen de rijk(per), theo de jong(elb)
1979Rec/Dire/
ダド・モロニは1962年イタリア生まれ。
今作は17歳の時に吹き込まれたもので天才ピアニストと言われました。
オーソドックスなスタイルで抜群のスイング感を誇ります。
ジュリアス・ファーマーの良く伸びるエレキ・ベースに支えられて瑞々しいプレイが冴える。
「Straight No Chaser」、「Satin Doll」、
「I'm Getting Sentimental Over You」、「I'll Remember April」