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Dragon's Jazz Corner

Christian McBride (b)


*CHRISTIAN MCBRIDE TRIO / LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD
christian mcbride(b), christian sands(p), ulysses owens.jr(ds)
2015/Mack Avenue/

1 Fried Pies (W.Montgomery)
2 Band Introduction
3 Interlude (J.J.Johnson)
4 Sand Dune (C.Sands)
5 The Lady In My Life (R.Temperson)
6 Cherokee (R.Noble)
7 Good Morning Heartache (I.Higginbotham)
8 Down By The Riverside (Trad)
9 Car Wash (N.Whitfield)

このクリスチャン・マクブライド(b)のニュー・トリオは気になっていました。
クリスチャン・サンズ(p)とユリシス・オーエンス・ジュニア(ds)との組み合わせはどうか。
前作の「Out Here」(2013)も買い物リストに入れていたんですが買いそびれてしまいました。

今作はヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ盤です。
1曲目の「Fried Pies」を聴いただけでぶっ飛んでしまいました。
このスピード感と切れ味は凄い・・・ライブとは思えないほど完成度は高いです。
全体を通してそれぞれのテクニックが聴きどころになるかな。
「これでもか、これでもか」と3人の技量がぶつかり合う音が聞こえる感じがします。

バラードよりアップ・テンポがいいです。
時に弾き過ぎのところもあるけどそれを超越する凄みがあります。
気分は爽快・・・圧倒的な疾走感を味わうことができました。

マイケル・ジャクソンの(5)「The Lady In My Life」やモータウン・サウンズの(9)「Car Wash」など。
エンターテイメント性も十分で、特に(9)では手拍子も入って聴衆との一体感もあります。
こういう楽しさはまさにアメリカ的ピアノ・トリオの神髄だと思います。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*CHRISTIAN McBRIDE QUARTET / NEW YORK TIME
christian mcbride(b)
javon jackson(ts), jimmy cobb(ds), cedar walton(p)
2006/CHESKY RECORDS/

1 Newest Blues
2 Sixth Ave
3 My Shining Hour
4 Notes In Three
5 In The Kitchen
6 Naima
7 Grove
8 Whisper Not
9 Diane
10 Mode For Joe

この作品はメンバー構成からみてもオーソドックスなジャズが聴けるのではと思いました。
結果は予想通りの仕上がり、ジャヴォン・ジャクソン(ts)の参加も興味を引きました。
(3)、(6)、(8)、(10)などがよく知られている曲です。
マクブライド(b)のリーダーアルバムですが黒幕は4曲を提供したシダー・ウォルトン(p)でしょうか。
もう1人の主役はジャヴォン・ジャクソンで、このテナーが聴きどころになります。
ジャヴォンは音量豊かで音色もまろやか、印象に残りました。
メインストリームでストレートなテナー奏者としては貴重な存在だと思います。
色々と迷いもあるようですが是非このラインで演っていって欲しいです。
なお、このCDはコピーガード仕様になっているようでパソコンでは聴けませんでした。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*CHRISTIAN McBRIDE TRIO / FINGERPAINTING
christian mcbride(b), nicolas payton(tp), mark whitfield(g)
1997/Verve/

マクブライド/ペイトン/ホィットフィールドによるドラムレス・トリオです。
ハービー・ハンコック・トリビュート盤。
ハンコック作の曲が15曲、ずらりと並んでいて壮観です。
全体的に落ち着いた仕上がりになっています。

「Fingerpainting」、「Driftin'」、「Chameleon」、「Speak Like A Child」、
「Sorcerer」、「Dolphin Dance」、「Chan's Song」、etc




*CHRISTIAN McBRIDE / NUMBER TWO EXPRESS
christian mcbride(b), kenny barron(p), chick corea(p),
jack dejohnette(ds), gary bartz(as), kenny garrett(as),
steve nelson(vib), mino cinelu(per)
1996/Verve/

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]



*CHRISTIAN McBRIDE SEXTET / GETTIN' TO IT
roy hargrove(tp), joshua redman(ts), steve turre(tb),
cyrus chestnut(p), christian mcbride(b), lewis nash(ds)
1995/Verve/

天才的、驚異のベーシスト、クリスチャン・マクブライドの初リーダー・アルバムです。
その実力にふさわしいメンバーが名を連ねています。
フロント3管にロイ・ハーグローブ(tp)、ジョシュア・レッドマン(ts)、スティーブ・トゥーレ(tb)、
ピアノにはサイラス・チェスナット、ドラムスにはルイス・ナッシュです。
今では到底望むことはむずかしい豪華メンバーですね。
全10曲中6曲がオリジナル、その他4曲の構成です。
純ハード・バップ・サウンドが高らかに響き、全員ノリノリの演奏は気持がいいです。

90年代のポール・チェンバースとして、人気絶頂のクリスチャン・マクブライド
待望のリーダー・デビュー。
(帯中よりの抜粋)

「Too Close For Comfort」、「Splanky」、「Stars Fell On Alabama」、「Night Train」