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Dragon's Jazz Corner
Chick Corea (p)
*CHICK COREA TRIO / TRILOGY
chick corea(p), christian mcbride(b), brian blade(ds)
guest: jorge perdo(fl)(disk1 track5,7)
nino josele(g)(disk1 track5,7),
gayle moran corea(vo)(disk3 track3)
2013/Stretch/
チック・コリア・トリオ3枚組・・・去年のベスト3に4人の方が上げられました。
原則的に組物は買わない主義ですが、これはどうしても聴かねばなりませんね。
チックを聴いたのは久し振りです。
音が出た瞬間に「これは〜!!」と思いましたよ。
チックはやっぱり違う・・・凄い演奏が詰まっていました。
2010年〜2012年にかけての米、日、欧のライブからの抜粋です。
選りすぐりの名演・・・スタンダードが中心というのも嬉しい。
チックはまさに名刀の趣です・・・切れ味だけじゃない深味も渋みも重量感もあります。
チックは激動のジャズ・シーンを潜り抜け、なおかつトップ・グループを維持した本当の本物。
コクがあるというか、本物だけが持つ混じり気のない純粋なチック・コリアの味がします。
妥協なし、他の誰でもない真のジャズ・ピアニスト、チック・コリアがここにいました。
稀有の個性を持つジャズ・マン、チック・コリアの集大成になるアルバムだと思います。
これを聴いたらチックが70歳になるとは誰も思いませんよ。
とどまるところを知らぬ創造力・・・枯れるどころか、益々進化しています。
チック・コリアはやはり怪物だった。
これだけの名作が出来たのはメンバーが素晴らしかったからです。
クリスチャン・マクブライド(b)とブライアン・ブレイド(ds)は現在を代表するプレイヤー。
二人の特徴はフレキシブルで変化に即座に対応できるところにあります。
相性も抜群です。
マクブライドの実力はすでに知られていますね。
特にブライアン・ブレイドのピアノ・トリオものがこれほど素晴らしいとは思わなかった。
相手がチックなればこそ、先進のドラマーではあるけれど予想をはるかに上まわりました。
この二人を選んだチックの目は確かですね。
何回も聴きましたが、一番聴いたのはDisk1でした。
変化に富んでいて私的には一番好きです。
ジョー・ヘンダーソンの(2)「RECORDA ME」は何度聴いても興奮してしまった。
チックの有名曲(7)「SPAIN」での聴衆との一体感も素晴らしい。
・・・・・まさにライブの醍醐味です。
トリオで統一したDisk2、一番の長丁場のDisk3も聴きどころは十分です。
録音もクリアで素晴らしくて、チック・コリアの代表作になるのは間違いありません。
3枚組を買うのは中々むずかしいですが買った人だけが味わえる至福の時です。
・・・これを聴いていてフト思いました。
ハービー・ハンコックにもこんなアルバムが欲しいと・・・・。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*CHICK COREA & HIROMI UEHARA / DUET
chick corea(p), hiromi uehara(p)
2008/Universal/
夢のアルバムがついに実現。
ジャズ・ジャイアント、チック・コリアと今をときめく若手ナンバー・ワン・ピアニストの上原ひろみが送る
夢のデュエット・アルバム。
「Very Early」、「How Insensitive」、「Fool On The Hill」、
「Humpty Dumpty」、「Summertime」、etc
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*CHICK COREA TRIO / PAST,PRESENT & FUTURES
chick corea(p), avishai cohen(b), jeff ballard(ds)
2001/STRETCH/
チック・コリアの新譜はニュー・トリオと命名しての登場です。GDになりました。
トータルとして良く考えられている作品だと思います。
新鮮な感覚で聴くことが出来たからです。
この作品を聴くにあたり最も興味があったのはアヴィシャイ・コーエン(b)の存在です。
期待通り個性的で印象深いプレイを聴かせてくれました。
チック・コリアもさすがですね、一曲を除いて全てオリジナルで固めて実力を出しています。
気楽に聴ける作品ではないですが幅広い音楽性を感じさせる秀作です。
オリジンでお馴染みのジェフ・バラード(ds)を含めたコンビネーションも素晴らしいです。
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
(中間系)
*CHICK COREA & ORIGIN / CHANGE
chick corea(p), avishai cohen(b), jeff Ballard(ds)
steve wilson(sax,fl,cl), bob sheppard(sax,fl,cl), steve davis(tb)
1999/Stretch Records/
チック・コリア、オリジンを極める。
チック率いる世紀末最強バンド「オリジン」待望のスタジオ録音作。
ラテン、ジャズ、ブルースといった秀曲揃い。
チック、今回も聴かせます。
(帯中よりの抜粋)
*CHICK COREA & ORIGIN / ORIGIN
chick corea(p), avishai cohen(b), adam cruz(ds)
steve wilson(sax,fl,cl), bob sheppard(sax,fl,cl), steve davis(tb)
1998/Stretch Records/
チック・コリアが20世紀末に送るニュー・グループ=「オリジン」遂にベールを脱ぐ。
あのリターン・トゥ・フォーエバー、エレクトリック・バンドも凌ぐ98年最大の話題。
新人A・コーエン(b)は要チェック!
(帯中よりの抜粋)
ブルーノート・ニューヨークのライブ盤です。
「It Could Happen To You」
*CHICK COREA & FRIENDS / REMENBERING BUD POWELL
chick corea(p), christian mcbride(b), roy haynes(ds)
kenny garrett(as), joshua redman(ts), wallace roney(tp)
1997/Stretch Records/
チック・コリアのバド・パウエル作品集。
メンバーも豪華です。
「Bouncin' With Bud」、「Cleopatra's Dream」、etc
*CHICK COREA QUARTET / TIME WARP
chick corea(p), bob berg(ts), john patitucci(b), gary novak(ds)
1995/Stretch records/
チック・コリアのボブ・バーグ(ts)をフューチュアーしたワン・ホーン・カルテット。
ボブ・バーグ亡き後、貴重なアルバムになりました。
この頃のバーグはたしかにマイケル・ブレッカーの影響が濃いです。
全曲チックのオリジナルでイラスト・ジャケットも洒落ています。
*CHICK COREA AKOUSTIC BAND / AKOUSTIC BAND
chick corea(p), john patitucci(b), dave weckl(ds)
1991/GRP Records/
チック・コリア・エレクトリック・バンドがアコースティックでもその実力を証明しました。
スタンダード作品集、ジョン・パティトゥッチ(b)とデイブ・ウエックル(ds)のリズムが凄い。
チック・コリア・ライブ名盤の一枚です。
「On Green Dolphin Street」、「How Deep Is The Ocean?」、
「Sophisticated Lady」、「'Round Midnight」
この頃のバーグはたしかにマイケル・ブレッカーの影響が濃いです。
*CHICK COREA QUARTET / FRIENDS
chick corea(p), joe farrell(sax,fl), eddie gomez(b), steve gadd(ds)
1978Rec/Polydor/
可愛く印象的なジャケットと共に心に残る作品・・・チック・コリアの人気盤です。
エディ・ゴメス(b)とスティーヴ・ガッド(ds)の強力リズム・セクションも聴きどころ。
ジョー・ファレル(sax,fl)も好演、ここからファレルの名盤「アウト・バック」が生まれた。
*CHICK COREA & GARY BURTON / CRYSTAL SILENCE
chick corea(p), gary burton(vib)
1973/ECM/
言わずと知れた不朽の名盤です。
チック・コリアとゲイリー・バートンの絶妙な組み合わせが生んだ名作。
この二人意外には考えられないと思います。
*CHICK COREA AKOUSTIC TRIO / NOW HE SINGS, NOW HE SOBS
chick corea(p), miroslav vitous(b), roy haynes(ds)
1968/Blue Note/
チック・コリアの代表作の一枚です。
ピアノ・トリオ名盤でもあります。
LP未収録曲が8曲も加わりました。
「My One And Only Love」、「Pannonica」