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Dragon's Jazz Corner

Charles McPherson (as)


* CHARLES McPHERSON QUARTET / LOVE WALKED IN
charles mcpherson(as),
bruce barth(p), jeremy brown(b), stephen keogh(ds)
2015/Quadrant/

1 Love Walked In (G.Gershwin/I.Gershwin)
2 The Song With You (J.Kern/O.Hammerstein)
3 I'll Take Romance (B.Oakland/O.Hammerstein)
4 Nature Boy (E.Abhez)
5 Someone To Watch Over Me (G.Gershwin)
6 Bud Like (C.Mcpherson)
7 Embraceable You (G.Gershwin)
8 Lover (R.Rodgers/L.Hart)
9 Dancing In The Dark (A.Swartz/H.Dietz)


チャールス・マクファーソン(as)の新譜を見つけました。
珍しいスペイン盤です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・バンドで腕を磨いたジャズ・レジェンドの一人です。
今年で78歳になりますがまだ現役で頑張ってくれているのが嬉しいです。
チャーリー・パーカー直系のアルト奏者としては最後の年代になるかな。
ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っているけどもちろん単純じゃありません。
1960年代から現在まで第一線で活躍していて、激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
「衣の下から鎧が見える」というか、「牙を隠している」というか、そんな感じですね。

ベテラン・サックス奏者のスタンダード作品集を買うのは私の病気なので止まるわけがありません。
マクファーソンならなおさらです。
聴いていると一音一音が心に沁みてきます。
体に馴染んでるというか、懐かしい音色なのでしっくりとくるんです。
若い頃の元気や鋭さは望むべきもないけれど年齢に熟成された切ない音がたまりません。
刺激的なフレーズとかすれたような泣きアルトにジーンとしてしまいました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*CHARLES McPHERSON QUARTET / BUT BEAUTIFUL
charles mcpherson(as)
steve kuhn(p), david willams(b), leroy williams(ds)
2004/VENUS/

メロディアスでエモーショナルなインプロビゼーションを追求するビ・バップ・ジャズのアルト奏者、
マクファーソン最新傑作アルバム。
共演のピアニスト、スティーブ・キューンがソロとバックに華をそえる。
(帯中よりの抜粋)

「I Should Care」、「My Ideal」、「I Didn't Know What Time It Was」、
「Love Letters」、「But Beautifult」、「Gone With The Wind」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]




*CHARLES McPHERSON QUARTET / LIVE AT THE CELLAR
charles mcpherson(as)
ross taggart(p), jodi proznick(b), blaine wikjord(ds)
2002/CELLAR LIVE/)

チャールス・マクファーソン(as)もこのところ精力的に活動しています。
年齢的にも、もうひと花咲かせたい時期というところかもしれませんね。
これはカナダの「CELLAR」でのライブ盤ですが、近年は日本での活躍も目立っています。
いささか頑張り過ぎの感がないでもありませんが、私には思い入れもあるので入手してみました。
自作の「MANHATTAN NOCTURNE」は大好きな曲なのでどうしても聴いてみたかったからです。
しかしこれがボサノバにアレンジされていて、期待していたほどではなかったのが残念でした。
全体的な内容は至極常識的なところで相変わらずのマクファーソン節が聴けます。
バックはカナダのピアノ・トリオですがこれが中々にいいです。
ピアニストは「CELLAR LIVE」をリリースしているようなのでハウス・ピアニスト的存在でしょうか。

「Spring Is Here」、「Blue & Boogie」、「How Deep Is The Ocean」、「Star Eyes」

(中間系)




*CHARLES McPHERSON & DON FRIEDMAN / A SALUTE TO BIRD
charles mcpherson(as), don friedman(p)
2002/ZOO'T/

チャールス・マクファーソン(as)とドン・フリードマン(p)のデュオ・アルバムです。
この二人は日本公演で一緒に回っていたそうです。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス・ファミリー出身で幅広い音楽性の持ち主です。
昔はよく聴きましたが、ライブものが印象に残っています。
フリードマンも「サークル・ワルツ」という傑作をリバーサイドに残していますね。
ベテランの名手二人によるチャーリー・パーカーに捧げた作品は味わい深いものです。
リラックスした中での二人のグルーブ感溢れる演奏が素晴らしい。
ウィスキーの水割りを片手にこれをBGMで流したら最高でしょうね。

「Laura」、「What Is This Thing Called Love」、「Good-Bye Pork Pie Hat」、
「April In Paris」、「East Of The Sun」、「How Deep Is The Ocean」、
「The Song Is You」、「Everything Happens To Me」、「Parker's Mood」

(中間系)




*CHARLES McPHERSON QUINTET / MANHATTAN NOCTURNE
charles mcpherson(as),
mulgrew miller(p), ray drummond(b), victor lewis(ds), bobby sanabria(per)
1998/ARABESQUE/

チャールス・マクファーソン(as)の心地良いスピード感が好きです。
ここでも軽快にすっ飛ばしてくれました。

「Evidence」、「You're My Thrill」、「Blue n' Boogie」、「How Deep Is The Ocean」




*CHARLES McPHERSON QUARTET / COME PLAY WITH ME
charles mcpherson(as)
mulgrew miller(p), santi debriano(b), lewis nash(ds)
1995/ARABESQUE/

1 Get Happy
2 Lonely Little Chimes
3 Marionette
4 Pretty Girl Blues
5 Darn That Dream
6 Bloomdido
7 Jumping Jacks
8 Fun House
9 Blues For Camille


チャールス・マクファーソン(as)の1995年の作品です。珍しく旧譜の紹介になりました。
オリジナルが6曲にその他が3曲の構成です。
マクファーソンはチャーリー・ミンガス(b)・ファミリーの出身者ですが、
ミンガス出身者としては比較的穏やかな演奏スタイルを持っています。
チャーリー・パーカー(as)系のアルト奏者で私は以前から好きなプレイヤーでした。
もちろん単純ではありません。若い時から活躍しているので激動のジャズの世界を潜り抜けてきています。
最近、なんとなく気になりまして1980〜1990代を何枚か購入して聴いてみました。
この頃にも良い作品がありますね1988年のデイブ・パイク(vib)との共演盤も良かったです。
しかし、これが近年?ではベストのアルバムかな。
特に2曲目のオリジナル、「LONELY LITTLE CHIMES」は美しかったです。
地味でも堅実なメンバーに恵まれてマクファーソン節を堪能出来る一枚です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*CHARLES McPHERSON QUINTET / FIRST FLIGHT OUT
charles mcpherson(as), tom harrell(tp),flh)
michael weiss(p), peter washington(b), victor lewis(ds)
1994/ARABESQUE/

チャールス・マクファーソンとトム・ハレル(tp)の2管フロント。

「Well You Needn't」、「Deep Night」、「My Funny Valentine」




*CHARLES McPHERSON SEXTET / FREE BOP
charles mcpherson(as), peter sprague(g), lou levy(p),
monty budwig(b), charles mcpherson jr(ds), kevin jones(per)
1978Rec/XANADU/

ここでは若手ギタリストのピーター・スプレイグの参加に注目しました。
息子のドラマーを起用したのはご愛嬌か。

「Come Sunday」、「Eatrellita」、「Si Si」




*CHARLES McPHERSON QUINTET / LIVE
charles mcpherson(as), lonnie hillyer(tp),
barry harris(p), ray mckinney(b), billy higgins(ds)
1966Rec/Prestige/

チャールス・マクファーソン・クインテットのファイブ・スポットでのライブ盤です。
バリー・ハリス・トリオがバック・・・。
当時の若手トランペッターのロニー・ヒリヤーが聴けるも貴重かな。

「I Can't Get Started」、「Here's That Rainy Day」、「Never Let Me Go」