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Dragon's Jazz Corner
Cedar Walton (p)
*CEDAR WALTON TRIO & DALE BARLOW
/ MANHATTAN AFTER HOURS
dale barlow(ts)
cedar walton(p) dave williams(b) billy higgins(ds)
2007(2000 rec)/CHALLENGE RECORDS/
デイル・バーロウ(ts)の懐かしい名前を見つけました。
バーロウはアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズの最後のメンバーの一人です。
ジェフリー・キーザー(p)、ジャヴォン・ジャクソン(ts)、スティーヴ・デイヴィス(tb)など、
それなりに活躍しているプレイヤーが多いですが、このバーロウは出身地のオーストラリアに帰国しました。
オーストラリアではマイク・ノック(p)などと共演、そのせいかどうか、露出度は少ないです。
珍しいベニー・ゴルソン系のテナー奏者でクネクネとした奏法はどこか郷愁を感じさせます。
2000年録音の再発盤ですがスタンダードを中心にしたワンホーン・カルテットです。
シダー・ウォルトン(p)は手慣れたもの、ウォルトンもJ・M出身なので大先輩に当たりますね。
亡くなった晩年のビリー・ヒギンス(ds)がここでは元気に演奏しているのも嬉しい。
(中間系)
*CEDAR WALTON QUARTET / THE PROMISE LAND
cedar walton(p)
vincent herring(as,fl), david williams(b), kenny washington(ds)
2001/HIGHNOTE/
ベテラン・ピアニスト、シダー・ウォルトンの新作です。
全9曲中5曲がウォルトンのオリジナルで、残りがスタンダードの構成です。
プロデュースはドン・シックラー、録音はルディ・ヴァン・ゲルダーがやっています。
最初にパッと目に入ってきたのはヴィンセント・ハーリング(as,fl)の参加でした。
ハーリングのワン・ホーンならどうしても聴いてみたいと思いました。
昨今では珍しいストリート・ミュージシャン出身のプレイヤーですね。
それだけにやや武骨な印象を与えますが心には響いてきます。
個性的で力強い演奏には魅力があるしフルートもいいですよ。
ウォルトンはマイペース、当然ながら安定感があります。
個人的にはミディアム・テンポの2、5、8が好みです。
「Body And Soul」、「Darn That Dream」、「Smoke Gets In Your Eyes」、「I'll
Know」
(中間系)
*CEDAR WALTON TRIO / MOSAIC
cedar walton(p), david williams(b), joe farnsworth(ds)
2001/MELDAC/
シダー・ウォルトンの新作はアート・ブレイキーのトリビュート・アルバムです。
シダー・ウォルトンがジャズ・メッセンジャーズに在籍した時は三管編成だったですね。
フレディ・ハバード(tp)、カーティス・フラー(tb)、ウエイン・ショーター(ts)の豪華メンバーでした。
ここでは自作の「モザイク」から良く知られたモダンジャズの名曲がズラリと並んでいます。
私は「ザッツ・オールド・フィーリング」と「イエスタデイズ」が大好きなんですよ。
リラックスした演奏に終始していて彼の持ち味が十分に発揮されていると思います。
ジョー・ファーンズワーズ(ds)のアート・ブレイキーばりのドラムにも注目して下さい。
ジャケット・デザインも中々よろしいのではないでしょうか。
「Mosaic」、「Yesterdays」、「That Old Feeling」、「Blue Moon」、「Up Jumped
Spring」、
「Whisper Not」、「Three Blind Mice」、「Caravan」、「Moanin'」
(中間系)
*CEDAR WALTON / ROOTS
cedar walton(p), ron carter(b), lewis nash(ds)
joshua redman(ts), terence blanchard(tp), mark whitfield(g), etc
1999/ASTOR PLACE/
1997年1月の録音なのでちょいと古いですがシダー・ウォルトンの新作です。
ホーン・アンサンブルをバックにウォルトン、ロン・カーター、ルイス・ナッシュの強力トリオが中心です。
その上に各ゲストが参加すると言う趣向、プロデュースはドン・シックラーです。
ジョシュア・レッドマンもテレンス・ブランチャードもリラックスした伸び伸びプレイを展開しています。
これが自己名義の作品になると気を使ってしまうのか、やや硬くなってしまうから不思議ですね。
全9曲はウォルトンのオリジナルで有名な「Bolivia」、「Mode For Joe」も含まれています。
(中間系)
*CEDAR EALTON TRIO / NEVER LET ME GO
cedar walton(p), david williams(b), billy higgins(ds)
1998/Sweet Basil/
風格十分な自然体。
さすがミュージシャンズ・ミュージシャン、シダー・ウォルトン!
コンビネーション抜群な、最も完成度が高いピアノ・トリオ!
(帯中よりの抜粋)
ウォルトンの「ボリビア」はライブ・ハウスでもよく演奏されています。
日本人ミュージシャンが好きな曲です。
「Bolivia」、「Isn't It Romantic?」、「Never Let Me Go」、
「Nightingale Sang In Berkley Square」、etc
*CEDAR WALTON SEXTET / BANBINO
cedar walton(p), philip harper(tp), steve turre(tb),
javon jackson(ts), david williams(b), billy higgins(ds),
lou donaldson(as)
1994/Sweet Basil/
アート・ブレイキーに捧げるアルバムです。
”バンビーノ”について
故アート・ブレイキーが生前のステージでメンバー紹介の際、
「・・・バンビーノ!アート・ブレイキー!・・・」とアナウンスされていたことをご存知ですか。
彼はメンバーの中で一番長老であるにかかわらず、一番若々しい元気なプレイをしていました。
そんな彼に対する愛称が”バンビーノ”です、意味は・・・神様の子!
(帯中よりの抜粋)
「Arabia」、「Wee Dot」、「If I Had You」、「Blues March」、「Along Came
Betty」
*CEDAR WALTON TRIO / MY FUNNY VALENTINE
cedar walton(p), ron carter(b), billy higgins(ds)
1991/Sweet Basil/
さすが、大リーガーの貫禄と至高のプレイ!!
(帯中よりの抜粋)
「My Funny Valentine」、「Just In Time」、「Detour Ahead」、
「Memories Of You」、「Round Midnight」
*CEDAR WALTON TRIO / STADARD ALBUM
cedar walton(p), pat senatore(b), billy higgins(ds)
1988/California Breeze/
高性能シンプルスタンダード最新上陸!
未だ色あせぬ個性と磨き抜かれたサウンドセンス。
”努力しないで大人サウンドする法”
名手シダー・ウォルトンとビリー・ヒギンスが贈る生粋のスタンダードナンバー。
(帯中よりの抜粋)
「Summer Time」、「The Shadow Of Your Smile」、「Body And Soul」、
「It Might As Well Be Spring」、「Autumn Leaves」、「Softly As In A Morning
Sunrise」、
「Early Autumn」、「I Didn't Know What Time It Was」、「If I Should Lose
You」
*CEDAR WALTON QUARTET / SECOND SET
cedar walton(p),
bob berg(ts), sam jones(b), billy higgins(ds)
1977Rec/SteepleChase/
中古盤コーナーで見つけました。
去年シダー・ウォルトンが亡くなったので手が伸びました。
メンバーはもう一人も残っていないんですねぇ〜・・・感慨深いです。
ウォルトン・トリオにボブ・バーグ(ts)が加わった新生カルテットのライブ盤3枚のうちの一枚です。
ウォルトン43歳、バーグ26歳時の作品です。
当然ながら全員元気溌剌としています。
特にボブ・バーグは伸び盛りでコルトレーン派の面目躍如の演奏を繰り広げています。
ウォルトンはバッキングの上手さや作曲家としての才能が目立ちます。
でもここではインプロヴァイザーとしてのウォルトンに注目しました。
自作の(3)「THE SUNDAY SUITE」は20分にも及ぶ長丁場です。
ジョン・コルトレーン・カルテットを彷彿とさせるスケールの大きな演奏が聴けました。
[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]
(まじめ系)