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Dragon's Jazz Corner

Cannonball Adderley (as)


*CANNONBALL ADDERLEY QUARTET / KNOW WHAT I MEAN ?
cannonball adderley(as),
bill evans(p), percy heath(b), connie kay(ds)
1961Rec/RIVERSIDE/

キャノンボール・アダレイの作品群の中でも好きだった一枚です。
趣味の良いアルバム。
ビル・エバンス(p)、パーシー・ヒース(b)、コニー・ケイ(ds)の異色トリオがバック。
落ち着いた仕上がりでキャンボールのアルトの響きが冴え渡ります。
(2)「Goodbye」は沁みました。

「Waltz For Debby」、「Who Cares」、「Elsa」、「Nancy」




* WES MONTGOMERY & CANNONBALL ADDERLEY / THE POLL WINNERS
1-7
wes montgomery(g), cannonball adderley(as),
victor feldman(p,vib), ray brown(b), louis hayes(ds)
8-12
jon hendricks(vo), wes montgomery(g), cannonball adderley(as),
nat adderley(tp), gildo mahones(p), monk montgomery(b), walter bolden(ds),
1959-60Rec/Riverside/


1 The Chant
2 Lolita
3 Azule Serape
4 Au Privave
5 Your Is My Heart Alone
6 Never Will I Marry
7 Au Privavee
8 Music In The Air
9 Pretty Strange
10 The Shouter
11 Social Call
12 Out Of The Past


今作はリバーサイド原盤、ウェス・モンゴメリー(g)とキャノンボール・アダレイ(as)の組み合わせです。
当時のダウンビート誌の人気投票のNo.1の組み合わせは「ポールウィナーズ」として人気がありました。
面白いのは西海岸の録音ということでここにヴィクター・フェルドマン(p,vib)が参加していることです。
フェルドマンの張り切りぶりが伝わってきました。
主役の二人の演奏は安定感があって流石の貫禄、手慣れた感じでリラックスしています。

もう一つ興味深いのはジョン・ヘンドリックスのヴォーカル曲(8-12)がボーナスとして追加されたことです。
ジョン・ヘンドリックスはモダンジャズの名曲に歌詞を付けて歌っていました。
「ランバート、ヘンドリックス&ロス」が知られています。
ここではヘンドリックスの伴奏者でもある盟友ギルド・マホネスのピアノが聴けるのも貴重です。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




* GEORGE SHEARING QUINTET & CANNONBALL ADDERLEY QUINTET / AT NEWPORT
on #1-5
cannonball adderley(as), nat adderley(tp),
junior mance(p), sam jones(b), jimmy cobb(ds)
on #6-11
george shearing(p), emil richards(vib),
toots thielemans(g), al mckibbon(b), percy brice(ds)
armando peraza(cong)(10,11)
guest:cannonball adderley(as)(9), nat adderley(tp)(9)
1957/Concord(Fantasy)/

1 Wee Dot
2 A Foggy Day
3 Sermonette
4 Sam's Tune
5 Hurricane Connie
6 Pawn Ticket
7 It Never Entered My Mind
8 There Will Never Be Another You
9 Soul Station
10 Old Devil Moon
11 Nothin' But De Best


ジョージ・シアリング(p)・クインテットとキャノンボール・アダレイ(as)・クインテットが一度に聴けます。
初めてこのジャケットを見たので気になりました。
1957年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルでの未発表ライブ・パフォーマンスとのことです。
(1−5)までがキャノンボール・アダレイで(6−11)までがジョージ・シアリングの演奏です。
なお(9)「Soul Station」にキャンボールとナットのアダレイ兄弟がゲスト参加しています。

50年代のジャズ最盛期の熱いライブ・パフォーマンスが詰まっていました。
サム・ジョーンズが期待の若手ベーシストとして紹介されていたりナット・アダレイのラッパもよく鳴っている。
多分進行役はキャノンボールだと思うけどキッチリと話していたのが印象的でした。
ジョージ・シアリングはやっぱりいいと思いましたよ。
ピアノ・トリオにヴァイヴとギターの組み合わせはユニークでトゥーツ・シールマンスのギター・ソロも聴けました。
(10−11)でコンガが入ると一気に気分はラテン・アメリカに飛んで行きます。

ちなみにジャズのドキュメンタリー映画の「真夏の夜のジャズ」が撮影されたのは次の年の1958年のことです。
いかにこの頃のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルが盛況であったかはこれを見れば明らかになります。
ジャズ・ファンならこの映画は是非見て欲しい・・・観客と演奏者の盛り上がりと一体感が凄いです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)