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Calabria Foti (vo)
* CALABRIA FOTI / PRELUDE TO A KISS
calabria foti(vo,vln),
roger kellaway(p), trey henry(b), peter erskine(ds),
larry koonse(g)(2,4,10), bob mcchesney(tb)(1,5,7), john pizzarelli(vo,g)((10),
strings and others
2019/Moco Records/
1 Prelude To A kiss (D.Ellington)
2 I Had To Fall In Love With You (R.Fote)
3 On The Street Where You Live (A.J.Lerner/F.Lowe)
4 Waltz For Debby (B.Evans/G.Lees)
5 When I Look In Your Eyes (L.Bricusse)
6 Goodbye (C.Foti)
7 The Man With The Horn (J.Jenney/B.Lake/E.D.Lange)
8 Backyard Medley
9 The Folks Who Live On The Hill (J.Kern)
10 It's The Mood That I'm In (A.Silver/A.Sherman)
11 I'm Home (M.Dees)
カラブリア・フォティ(vo)は初見、通算4枚目のアルバムになるらしいです。
これは素晴らしかった・・・一発で魅了されてしまいました。
実に上品で端正で美しい歌い方、声も綺麗、シルキー・ヴォイスと紹介されていました。
こういうヴォーカリストもいるんだと思いました。
ストレートなんだけど生々しさをほとんど感じさせないところが魅力で歌もすごく上手です。
ヴァイオリンを披露していますがクラシック出身のようなので歌唱法もそれに準じている感じがあります。
声楽をきちんと勉強したと思うけどクラシックの歌手がそのままジャズを歌っているような違和感はありません。
全11曲は自身のオリジナル1曲とその他10曲の構成です。
ちょっと前に紹介したスティーヴン・ハーリング(vo)同様に優等生タイプのジャズ・ヴォーカルになります。
異色なんだけどなぜか心に沁みてくるんですよ・・・何だろうね・・・この感覚に説明はつかないです。
ラリー・クーンズのギターをバックに歌うゴージャスな(2)「I Had To Fall In Love With You」が素晴らしい。
自作の(6)「Goodbye」の醸し出す雰囲気はもう最高です。
共演者にはベテランが名を連ねていてロジャー・ケラウェイ(p)、ピーター・アースキン(ds)など、
ジョン・ピザレリ(g,vo)は(10)「It's The Mood That I'm In」でデュエットしています。
なお、ボブ・マッチェスニー(tb)はフォティの夫君だそうです。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
* CALABRIA FOTI / IN THE STILL OF THE NIGHT
calabria foti(vo),
michael patterson(p), ike sturm(b), jared schonig(ds),
eddie daniels(cl), gene bertoncini(g), richard locker(cello),
bob mcchesney(tb),
2017/Moco Records/
1 Just One Of Those Things
2 Miss otis Regrets
3 Anything Goes
4 What Is This Thing Called Love ?
5 Night And Day
6 I Concentrate On You
7 Ev'ry Time We Say Goodbye
8 Get Out Of Town
9 It's Alright With Me
10 So In Love
11 In The Still Of The Night
11月に紹介したカラブリア・フォティ(vo)の最新作が良かったのでもう一枚聴きたくなりました。
*CALABRIA FOTI / PRELUDE TO A KISS(2019/Moco)
実に上品で端正で美しい歌い方、声も綺麗,私は一発で魅了されてしまいました。
今作は2017年作品で何と10年振りに吹き込まれたとのことです。
これほどの実力があってもそんなに録音機会に恵まれないのかと残念に思います。
フォティのコール・ポーター作品衆です。
コール・ポーター作品集はちょっと前にもシェリル・ベンティーン(vo)を紹介したばかりです。
その時も女性ヴォーカリストに最も人気のあるのはコール・ポーターだと書きました。
私が好きな曲と言った「Everytime We Say Goodbye」と「Just One Of Those Things」が入っている。
「エヴリータイム」は定番のバラードで「ジャストワン」のソフトなボサノヴァは新鮮でした。
気になる曲と言った、「I Concentrate On You」、加えて表題曲の「In The Still Of The Night」、
「What Is This Thing Called Love?」や「Night And Day」、「It's Alright With Me」や「So In Love」等々。
馴染みの名曲のオンパレードでまったくコール・ポーターの天才ぶりは驚異的としか表現がありません。
フォティは1曲1曲ふくよかに丁寧に歌い上げていてクリアな歌声が心に沁み込んできます。
もちろん色気はあるけれど女性の生々しさをあまり感じさせない歌唱法が私には最大の魅力です。
抜群の上手さ、クラシックの声楽で鍛えた豊かな声量はゴージャスな雰囲気を醸し出しています。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)