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Brian Blade (ds)


*PEREZ PATITUCCI BLADE / CHILDREN OF THE LIGHT
danilo perez(p,key), john patitucci(b,elb,cello), brian blade(ds,chekere)
2015/Mack Avenue/

1 Children Of The Light
2 Sunburn And Mosquito
3 Moonlight On Congo Square
4 Lumen
5 Within Everything
6 Milky Way
7 Light Echo/Dolores
8 Ballad For A Noble Man
9 Looking For Light
10 Luz Del Alma
11 African Wave


ダニーロ・ぺレス(p)、ジョン・パティトゥッチ(b)、ブライアン・ブレイド(ds)のトリオ作品。
この3人はウェイン・ショーター(ts)・バンドのメンバーです。
ショーター抜きのトリオがどんな演奏をしているのかが最大の興味でした。
もちろん、各人の実力は折り紙付きです。

メンバーのオリジナル11曲にショーターの「Dolores」の構成です。
三位一体のトリオは素晴らしいコンビネーションを聴かせてくれました。
調和の取れた独特のサウンドは長い間の共演のたまものだと思います。
3人による広大、深遠な音の世界・・・現代の最高峰の演奏が聴けました。

面白いのはあちこちでもう一人いるような仕掛けがあります。
演奏はどれも素晴らしいですが一番のお気に入りは(4)「Lumen」かな。
エレピとピアノの絡みがなんとも新鮮でした。
多くを語ることもない・・・まぁ〜、文句なしのアルバムです。

ショーターも今年で82歳になりました。
チャーリー・パーカー(as)〜マイルス・デイビス(tp)〜ウェイン・ショーター(ts)〜・・・
こうしてジャズのスピリッツが受け継がれていきます。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系





*BRIAN BLADE & THE FELLOWSHIP BAND / SEASON OF CHANGES
brian blade(ds), jon cowherd(p,org), kurt rosenwinkel(g),
myron walden(as,bcl), melvin butler(ts), chris thomas(b)
2008/VERVE/

注目すべきドラマー、ブライアン・ブレイドが率いる”Fellowship”の3枚目のアルバムです。
1枚目が1998年、2枚目が1999年なのでほぼ10年振りの新作になりました。
去年はあんまりこういったコンテンポラリー路線は聴く気にならなかったですが今年は聴きますよ。
1曲目の「RUBYLOU'S LULLABY」にこのアルバムの魅力が凝縮されていると思います。
牧歌的というか、広い大地を連想させるというか、北欧やカナダ、ECM的サウンドの影響を感じさせます。

今作の決め手はカート・ローゼンウィンケル(g)の参加にあると思います。
ローゼンウィンケルには参加するだけでサウンドががらりと変わってしまうほどの存在感があります。
ここでも独特の浮揚感とある種の気だるさを演出しています。
彼のリーダー・アルバムだとこれが濃厚に出過ぎるところがあるのでサイドのほうがいいかもしれません。
しかし、この気だるさがなんともいえず個性的で居心地がいいんです。
私はこのサウンドに浸ってはいつも眠くなってしまいます。
最後の(9)「OMNI」はジョン・コルトレーン・サウンドを彷彿とさせるもの。
コルトレーンはすでにスタンダードになっていて、みんなここを通り過ぎてきているんですね。

[ ドラ流目立たないけどいいアルバム ]

(まじめ系)




*BRIAN BLADE / FELLOWSHIP
brian blade(ds,g,vo)
melvin butler(ts,ss), jon cowherd(p,fend,org), dave easley(g)
kurt rosenwinkel(g), christopher thomas(b), myron walden(as,bcl), etc
2000/BLUE NOTE/

デヴィッド・サンボーン(as)と共に来日したブライアン・ブレイド(ds)の新作を買ってみました。
カート・ローゼンウィンケル(g)を初めとして浮揚感のあるプレイが繰り広げられています。
ダーク&ディープな世界にこのサウンドがマッチして不思議な空間を創り出しています。
今、アメリカの若手ジャズメンが求めているサウンドはこのようなものなんでしょうか。
やはり現代のジャズを知るにはブルーノートの若手ミュージシャンは外せないと思います。

(まじめ系)