[トップページ]



Dragon's Jazz Corner

Bob Reynolds (ts)


BOB REYNOLDS QUARTET & QUINTET/ CAN'T WAIT FOR PERFECT
bob reynolds(ts)
aaron goldberg(p), reuben rogers(b), eric harland(ds)
mike moreno(g)(1,4,5), david soler(g)(2,8)
2006/FRESH SOUND NEW TALENT/

1 Common Ground
2 Belief
3 Can't Wait For Perfect
4 Summer Night
5 First Steps
6 Fiction
7 Nine Lives
8 Intro
9 Last Ninute
10 The Escape


先週、「最近の愛聴盤」で紹介したRALE MICIC盤に参加していたボブ・レイノルズ(ts)を見つけました。
多分、これが初リーダー・アルバムだと思いますが全曲彼のオリジナルで気合が入っています。
スタイルとしてはどうなんでしょうか、ストレートながら改革派、守旧派、どちらにも属さない中間派かな。
音色は力強く合格点、フュージョン〜スムース・ジャズ系の影響もかなり見受けられます。
表題曲の(3)「CAN'T WAIT FOR PERFECT」はファンク・ナンバーでグローバー・ワシントン・JRを彷彿とさせます。
今後はこちらの方向に進む可能性もあり、本人自身も分からない状態ではないかと思います。
現在の彼の音楽性を表した作品で、中途半端になるのか、個性になるのか、今後の展開が楽しみです。
いつもとはちょっと違ったプレイを聴かせるバックの改革派に属する3人も聴きものですよ。
アーロン・ゴールドバーグ(p)、リューベン・ロジャース(b)、エリック・ハーランド(ds)にとっては異色作、
曲によっては恐る恐る、手探り状態を感じさせますがそんなところがまた興味深いと思いました。
先物買いをしておきたいテナー奏者ではあります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)