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Dragon's Jazz Corner

Bobbi Humphrey (fl)


* BOBBI HUMPHREY QUINTET / COOKIN' WITH BLUE NOTE AT MONTREUX
bobbi humphrey(fl), kevin toney(rhodes,p),
barney perry(g), henry franklin(b), keith kilgo(ds)
1974/Blue Note/

1 Virtue
2 Suger
3 Sad Bag
4 Ain't No Sunshine


フルート奏者の2枚目はボビー・ハンフリーを選んでみました。
フルートは楽器の性格上女性奏者が多いですね。
最初に名前が上がってくるのはこのボビー・ハンフリーになるかな。
ハンフリーは1950年生まれ、テキサス出身、現在69歳で健在です。
キャリアは21歳時からでブルー・ノートではリー・モーガン(tp)の「ラスト・アルバム」(1971)に名前を連ねています。
リーダー・デビュー作は同じブルー・ノートの「Frute In」(BN4379/1971)になります。
ハンフリーの音楽性はフュージョン、ソウル・ジャズ、ジャズ・ファンク路線にありました。
ハービー・マン〜ヒューバート・ロウズ〜ボビー・ハンフリーのラインです。

さて今作ですがハンフリーの世界デビュー盤と言えるものです。
名門ブルーノートに在籍とはいえまだまだ知名度は低かった。
そんなハンフリーが若手女性フルート奏者としてスイスのモントリュー・ジャズ・フェスティヴァルに登場しました。
観客も最初は期待と不安が入り混じったような反応を見せるのが面白かったです。
ライブならではの臨場感が伝わってきます。
「さてどんな演奏を聴かせてくれるのか?」・・・音が出た途端に期待が満ちてくるのがよく分かります。
女性ながら力強く男性的な音色を持っていました。
スタンリー・タレンティン(ts)が大ヒットさせた(2)「Suger」で会場は大いに盛り上がったでしょうね。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)