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Dragon's Jazz Corner

Billy Harper (ts)


*BILLY HARPER QUINTET / SOUL ON AN ANGEL

billy harper(ts)
francesca tanksley(p), clarence seay(b), newman taylor baker(ds)
eddie henderson(tp), john clark(frh)
2000/METROPOLITAN RECORDS/

1 Thine Is The Glory
2 Credence
3 It Came Upon A Midnight Clear
4 Let All The Voices Sing
5 Soul Of An Angel
6 Was It Here...Is It There ?


熱血漢、ビリー・ハーパーの新作です、ハーパー独特の熱いサウンドが楽しめます。
相変わらずの真っ向からのストレート勝負ですから、気持が良いです。
ここでもパワフルなプレイを聴かせてくれています。ファンにはたまりませんねえ。
もちろん、全曲オリジナル、決して自分のスタイルを変えようとはしません。
こういうジャズマンは今や本当に貴重な存在です。
ライブで最も聴いてみたいプレイヤーの一人ですが最近は日本に来ているのでしょうか。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*BILLY HARPER QUINTET / IF OUR HEARTS COULD ONLY SEE
billy harper(ts,vo), eddie henderson(tp),
francesca tanksley(p), clarence seay(b), newman baker(ds)
1997/DIW/

ビリー・ハーパー・クインテットの日本制作盤です。
野太いヴォーカルと共に、ここでも強烈な演奏が聴けました。

豪快なビッグ・トーンで歌うエネルギッシュ・テナーの雄ハーパーの魅力全開。
ソウルフルなサウンドにますます磨きがかかった待望の新作。
(帯中よりの抜粋)

「My One And Only Love」




*BILLY HARPER QUINTET / SOMALIA
billy harper(ts), eddie henderson(tp),
francesca tanksley(p), louis spears(b), newman baker(ds)
1995/EVIDENCE/

ビリー・ハーパーが呪術的なアフリカン・リズムに乗って飛ばします。
熱い演奏はやや金太郎飴的ではあるけれど、どっぷりとハマる。
全5曲は全て自身のオリジナル。




* BILLY HARPER QUINTET / LIVE on tour in the far east
billy harper(ts), eddie henderson(tp),
francesca tanksley(p), louie spears(b), newman t.baker(ds)
1992/SteepleChase/

1 I Do Believe
2 Countdown
3 Dance In The Question
4 Insight
5 If One Could Only See
6 Croquet Ballet


ビリー・ハーパー(ts)は1943年生まれ、テキサス州ヒューストン出身、現在77歳で健在です。
コルトレーン派の優等生の一人でそのパワフル&エネルギッシュな奏法に魅せられるファンも多い。
かく言う私もその一人でハーパーにどっぷりと浸かった時期もありました。
ハーパーの最大の魅力は呪術的なアフリカン・リズムにあると思っています。
スピリチュアルな雰囲気を持っていて聴いているうちにだんだんと心が熱くなってくるんですよ。

さて今作は1991年の韓国の釜山でのライブ盤でVOL.3まで出てますがその1枚目です。
全6曲はハーパーが4曲とフランチェスカ・タンクスリー(p)が1曲とトレーンが1曲の構成です。
タンクスリーは強靭な女性ピアニストでハーパーのレギュラー・クインテットの一人です。
ビリー・ハーパー・クインテットは延々と繰り返すリフ・リズムに独自のサウンドを持っています。
各々のソロはもちろんですがグループ全体が生み出す熱いグルーブ感も聴きどころになります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)




*BILLY HARPER QUINTET / DESTINY IS YOURS
billy harper(ts), eddie henderson(tp),
francesca tanksley(p), clarence seay(b), newman baker(ds)
1990/Steeplechase/

ビリー・ハーパーの熱い演奏が好きだ。

「My Funny Valentine」




* BILLY HARPER QUINTET / IN EUROPE
billy harper(ts), everett hollins(tp),
fred hersch(p), louie "mbiki"speaks(b), horacee arnold(ds)
1979Rec/Soul Note/

1 Priestess
2 Calvary
3 Illumination


ビリー・ハーパーもまた典型的なコルトレーン派のテナー・サックス・プレイヤーです。
パワフル&エネルギッシュなノン・ストップ・パフォーマンスは好きな人にはたまりません。
直情的なストレート一本やりは強烈で最も熱いテナー・サックスを聴かせてくれます。
出自はアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズですが印象に残っていません。
私にとってハーパーはリー・モーガンの「The Last Session」(1972/Blue Note)が良かった。

全3曲は全てハーパーのオリジナルです。
(1)「Priestess」は15分、(3)「Illumination」は20分を超す長丁場です。
今作のもう一つの聴きどころは若き日のフレッド・ハーシュ(p)にあります。
今とは違うマッコイ・タイナーばりの熱いピアノに注目しました。

ハーパーの最大の魅力は呪術的なアフリカン・リズムにあると思います。
聴いているうちにだんだんと心が熱くなってくるんですよ。
延々と繰り返される強烈なリズムはまさに音楽が持つ力を実感します。
ちなみに呪術的なアフリカン・リズムといえばナイジェリアの闘士、フェラ・クティが忘れられません。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(まじめ系)