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Benoit Delbecq (p)
*BENOIT DELBECQ QUINTET / PHONETICS
benoit delbecq(p), mark turner(ts)
oene van geel(viola), mark helias(b), emile biavenda(ds)
2004/SONGLINES/
これを入手したきっかけはマーク・ターナー(ts)の動向に注目しているからです。
ブノワ・デルベック(p)のビオラを含む異色のカルテットにマーク・ターナー(ts)の組み合わせです。
これはなんと表現したら良いのでしょうか、今までにはない新鮮な音楽空間を創り出しています。
全曲ブノワのオリジナルで占められアフリカや日本の雅楽を連想させる部分もあってグローバルな感覚です。
刺激的でユニーク、面白かったです。
ここでの特徴もやはりドラムスでしょうか、パーカッション的な奏法で連続したリズムを送り出しています。
特に(7)の”YOMPA”が多いに気に入りました。
アフリカの大地を思わせる呪術的なリズムに乗ってスリリングなサウンドが広がっています。
人によっては一体これは何だと思うでしょうね。
一般的ではないけれど、ハマる人はハマる、そんな感じの展開です。
カナダ発のこのアルバム、当たり前では物足らず、変則的なジャズを好む方にはお薦めします。
マーク・ターナーのこのチャレンジ精神と先進性は買いです。
(まじめ系)