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Dragon's Jazz Corner

Benny Green (p)


* BENNY GREEN QUINTET / THEN AND NOW
benny green(p), david wong(b), kenny washington(ds),
anne drummond(fl), josh jones(per), veronica swift(vo)
2018/Sunnyside/

1 Donny Hath A Way (B.Green)
2 For Regulars Only (D.Gordon)
3 Latin America (C.Walton)
4 Naturally (B.Green)
5 MInor Contention (H.Jones)
6 Enchanted Forest (B.Green)
7 Split Kick (H.Silver)
8 Say You're Mine (D.Pearson)
9 Humphrey (B.Green)
10 Hipsippy Blues (H.Mobley)
11 Something I Dreamsd Last Night (S.Fain)
12 Wiggin' (B.Green)


ベニー・グリーン(p)を買うのも久し振りで調べたら15年も間が空いてました。
15年前のアルバムはラッセル・マローン(g)とのデュオでしたがつい最近だったような気がします。
「え〜、もうそんなになるのか」と、つくづく時間が経つのが早いと感じました。
ジャケットはベニーが少年だった時の写真ですね。
購入のキッカケはパーカッションとヴォーカル入り・・・グリーンのラテンなら聴いてみたい。

全12曲は自身のオリジナルが5曲とその他7曲の構成です。
デクスター・ゴードン(ts)、シダー・ウォルトン(p)、ハンク・ジョーンズ(p)、ホレス・シルバー(p)、
デューク・ピアソン(p)、ハンク・モブレイ(ts)などの名前が見えました。
元々がハード・バップ・ピアニストとしてデビューしたベニーには納得のラインナップだと思います。
新味で面白かったのはヴォーカリストを楽器のように使っていたことです。
バック・グランド効果として使うのではなくてスキャットをそのまま前面に出していました。
もちろん、ヴォーカルをそのまま歌わせる場面もあります。
聴きどころはそのスキャットの(2)、(7)、(9)と(1)、(3)のラテン・リズムになりました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*BENNY GREEN & RUSELL MALONE / JAZZ AT THE BISTRO
benny green(p), russell malone(g)
2003/TELARC/

ベニー・グリーン(p)とラッセル・マローン(g)のライブ盤です。
現代の名手二人によるデュオ・アルバムに興味がありました。
曲目はジャズ・ジャイアンツの手になるものが多くてオリジナルは各1曲だけです。
演奏を聴いているとジャズ・クラブでのくつろいだ楽しげな雰囲気が伝わってきます。
お互いの持ち味を生かしたリラックスしたプレイを聴くことが出来ました。
先頃亡くなったレイ・ブラウン(b)に捧げるアルバムにもなっているようです。

「Ask Me Now」、「When Lighs Are Low」、「Killing Me Softly」、
「Moment's Notice」、「Love Letters」、etc

(くつろぎ系)




*BENNY GREEN / GREEN'S BLUES
benny green(p)
2001/TELARK/

注目すべきピアニストの一人、ベニー・グリーンの初ソロ・ピアノ・アルバムです。
彼のスタイルはビル・エバンスやマッコイ・タイナー以前のピアニストの影響が大きいです。
オスカー・ピーターソン、エロール・ガーナー、アート・テイタム、ファッツ・ウォーラー、
ジェリー・ロール・モートン等々、最近のピアニストとしては珍しいタイプだと思います。
全体的に古さを感じさせる奏法ですがブルース心は十分に感じることが出来ます。
こういうピアニストがいても良いのではないでしょうか。

(中間系)



*BENNY GREEN TRIO / NATURALLY
benny green(p), russell malone(g), christian mcbride(b)
2000/TELARC/

オスカー・ピーターソン派の若手、ベニー・グリーン(p)のテラーク移籍の第一弾です。
全9曲中、オリジナルが2曲、ソロ・ピアノが3曲あります。
この人は若い割りにどこか懐かしい雰囲気を持ったピアニストですね。
演奏スタイルがなんとなく野暮ったいですが安心感を感じてしまいます。
言葉が適当かどうか・・・白人なんですが物凄く黒さを感じさせるプレイヤーです。
その点、共演がラッセル・マローン(g)とクリスチャン・マクブライド(b)ならピッタリだと思いました、
ジャケットの爽やかなイメージとは全然合っていないのが面白かったです。
この人はやっぱり夜のジャズ・クラブのイメージでしょうか。

「Love Your Madly」、「Grooveyard」、「Lester Left Town」

(中間系)




*BENNY GREEN TRIO / THESE ARE SOULFUL DAYS
benny green(p), russell malone(g), christian mcbride(b)
1999/BLUE NOTE/

ブルー・ノート60周年、さらにベニー自身の在籍10周年を記念したスペシャル・プロジェクト。
愛すべきブルー・ノートの佳曲集。

(帯中よりの抜粋)

「Virgo」、「Summer Nights」、「Punjab」、「These Are Soulful Days」、
「Ernie's Tune」、「Hocus-pocus」、「Come On Home」




*BENNY GREEN TRIO / BLUE NOTES
benny green(p), christian mcbride(b), carl allen(ds)
1993/Somethin'else/

親愛なるブルー・ノートへ。胸いっぱいの思いをこめて。
(帯中よりの抜粋)

ブルー・ノートのヒット曲がずらりと並んでいます。

「The Sidewinder」、「Tokyo Blues」、「Cool Struttin」、「Song For My Father」、
「Watermelon Man」、「The Preacher」、「Softly As In A Morning Sunrise」、
「Moanin'」、「Doodlin'」、「Blues March」

[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]




*BENNY GREEN TRIO / TESTIFYIN ' !
Live At TheVillage Vanguard
benny green(p), christian mcbride(b), carl allen(ds)
1992/Blue Note/

ベニー・グリーンはライブでこそ、その真髄を発揮します。

「Down By The Riverside」、「I Should Care」、「Billy Boy」