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Dragon's Jazz Corner

Benn Clatworthy (ts)


*BENN CLATWORTHY & THEO SAUNDERS QUARTET
/ LIVE AT CHARLIE O'S JAZZ CLUB

benn clatworthy(ts)
theo saunders(p), chris colangelo(b), jimmy branly(ds)
2007/TSM-122/

1 Lonnie's Lament
2 Poison Oak Blues
3 Sad Song
4 The Decider
5 Love For Sale
6 For My Mum
7 In Your Own Sweet Way


アメリカの西海岸のロスアンジェルスを中心に活躍するテオ・サウンダース・トリオに
ベン・クラトウォージィ(ts)が客演したライブ盤です。
1曲目にジョン・コルトレーンの曲を持ってきているのでコルトーレーン系の演奏であることが分かります。
明るく洗練されたにウエスト・コースト・ジャズをイメージするとちょっと違和感があるでしょうね。
思ったよりもずっと重量感のあるストレート・アヘッドなハードバップ・ジャズが聴けました。
ベンのコルトレーン・ライクなプレイ、テオ・サウンダースの力強いタッチと切れのあるピアノは魅力があります。
演奏内容からそれぞれの力量を十分に感じることが出来ました。
最近は一ひねりあるものが多いので案外このようにストレートに楽しめるジャズは少ないかもしれません。
真っ向勝負が小気味いいです。
最後にデイブ・ブルーベックの曲があるのもいかにも現代のジャズだなあーと思います。
以前なら両極端のコルトレーンとブルーベックの曲を一緒に演るのはちょっと考えにくかったです。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)