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Dragon's Jazz Corner
Barney Wilen (ts)
*BARNEY WILEN / THE OSAKA CONCERT
barney wilen(ts,bs)
laurent de wilde(p), gilles naturel(b), peter gritz(ds)
1999/RTE/710604(輸入盤)
フランス・ジャズ界の重鎮、バルネ・ウィラン(sax)の1994年の大阪でのライブ盤です。
スタジオ録音と違って甘さは控え目、緊張感のあるプレイを聴かせてくれました。
「五木の子守唄」のジャズ版なんかはまさに感動ものですよ。
ライブでこそ底力を発揮するタイプでその点スタン・ゲッツと似ていますね。
ゲッツとロリンズを消化した独自のスタイルは今や最も安定感のあるサックス奏者だと思います。
貫禄の1枚、ジャケットも色っぽくていいですね。まさにフランス盤っていう感じがします。
(中間系)
*BARNEY WILEN QUINTET / PASSIONE
barney wilen(ts)
enrico rava(tp), alain-jean marie(p), gilles natural(b), philippe soirat(ds)
1995/VENUS/TKCV-79304
イタリアが誇るトランペットの達人、エンリコ・ラバをフューチュアーして地中海地方の素敵な曲やスタ
ンダードを織り交ぜて綴るロマンティックで情熱的な音楽の華麗なる絵巻物。
(帯中よりの抜粋)
「Jitterbag Waltz」、「My Ship」、「Estate」、「Besame Mucho」、
「I Cover The Waterfront」、etc
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
* BARNEY WILEN TRIO / INSIDE NITTY = GRITTY
barney wilen(ts), emmanuel bex(org), peter gritz(ds)
1994/Venus/
1 Valse Hot
2 Dig.
3 Caravan
4 Granadas
5 My Ideal
6 Ah Si Vous Connaissiez Ma Poule
7 Blue Lou
8 The Trolley Song
9 Parlez-Moi D'amour
10 Parisian Thoroughfare
フランスのバルネ・ウィランもまた好きなテナー・サックス奏者の一人です。
20歳の時にマイルス・デイビスに認められて「死刑台のエレベーター」のバック・メンバーに起用されました。
以来長くフランスのトップ・プレイヤーとして君臨しましたが1996年に59歳の若さで亡くなっています
サックスを独学で習得したいわゆる天才児の一人です。
60年代にはフリー・ジャズに傾倒して経験を積み、その後80年代になると主流派ジャズに戻ってきました。
主筋はソニー・ロリンズ(ts)だと思うけど、リー・コニッツ(as)の影響も強い気がします。
新人ピアニストの発掘にも熱心でジャッキー・テラソン、オリビエ・ハットマン、アラン・ジャン・マリーなどを育てています。
バルネはまた組み合わせに凝る人でここでもテナー、オルガン、ドラムスのユニークなトリオ編成です。
ロリンズ、マイルス、エリントン、パウエルなどの作品を取り上げています。
手慣れているというか、貫禄十分の王道テナー・プレイを聴かせてくれました。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(中間系)
*BARNEY WILEN QUARTET / LE CA : NEW YORK ROMANCE
barney wilen(ts)
kenny barron(p), ira coleman(b), lewis nash(ds)
1994/VENUS/TKCV-79073
バルネ、35年振りのニューヨーク録音はピアノにケニー・バロンを迎え
熱いブローとロマンティックなフレーズで華麗にプレイ。
(帯中よりの抜粋)
「Cry Me A River」、「You'd Be So Nice To Come Home To」、「Mack The Knife」、
「Don't Fence Me In」、「Old Devil Moon」、「I Will Say Goodbye」、etc
[ Swing Journal : ゴールド・ディスク ]
*BARNEY WILEN QUARTET / ESSENTIAL BALLADS
barney wilen(ts,ss),
alain jean marie(p), michel zenino(b), jean-pierre arnaud, laurent de wilde(key)
1993/Alfa Records/
アラン・ジャン・マリーとローラン・デ・ワイルドのプレイに注目。
↓の2枚と共に新星ピアニストの発掘に努めています。
「You Go To My Head」、「Teach Me Tonight」、「Memories Of You」、
「I Fall In Love Too Easily」、「The Shadow Of Your Smile」、etc
*BARNEY WILEN TRIO / SANCTUARY
barney wilen(ts,ss), philip catherine(g), palle danielson(b)
1992/IDA Records/
バルネ、カテリーン、パレの3人の醸し出す雰囲気がたまらない。
私はいまだに愛聴しています。
正真正銘、アコーステック・トリオの名盤だと思います。
「Recado」、「My Foolish Heart」、「No Greater Love」、
「How Deep Is The Ocean」、「Bohemia After Dark」、「Goodbye」、etc
*BARNEY WILEN QUARTET / MODERN NOSTALGIE
barney wilen(ts,ss),
olivier hutman(p), gills natural(b), peter gritz(ds), etc
1992/Alfa Records/
ここでのピアニストはオリビエ・ハットマン。
「Angelica」、「Recado」、「Wave」、「Bemsha Swing」、
「Darn That Dream」、「Stardust」、「In A Sentimental Mood」、
「Tenderly」、「As Time Goes By」、etc
*BARNEY WILEN QUARTET / PARIS MOODS
barney wilen(ts,ss),
jacky terrasson(p), gills natural(b), peter gritz(ds)
1990/Alfa Records/
ジャッキー・テラソンの新鮮味溢れるプレイが聴けます。
「April In Paris」、「Beautiful Love」、「My Funny Valentine」、
「You Must Believe In Spring」、「Ask Me Now」、etc
*BARNEY WILEN QUARTET / FRENCH STORY
barney wilen(ts,ss),
mal waldron(p), stafford james(b), eddie moore(ds)
1990/Alfa Records/
バルネとマルのぶつかり合い。
一見異質だと思える異色な組み合わせだと思います。
適度な緊張感がうかがえるのでそれがこのアルバムの評価を高めています。
「男と女」、「死刑台のエレベーター」、「シェルブールの雨傘」、
「危険な関係のブルース」、「黒いオルフェ」、「殺られるのテーマ」、
「オータム・リーブス」、「クワイエット・テンプル」