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Dragon's Jazz Corner

Atle Nymo (ts)


*ATLE NYMO & FRODE NYMO QUARTET / INNER URGE
atle nymo(ts), frode nymo(as)
roger kellaway(p), ole morten vagan(b), hakon mjaset jahansen(ds)
2004/TAURUS/

2002年のノルウェーのオスロ・ジャズ・フェスティバルにおけるニイモ兄弟のライブ盤です。
メンバーの全員が30歳以下の若手カルテットで、もちろん初見です。
若手のグループに知名度の高いベテランを組み合わせるのは主催者の常套手段ですね。
ここでもその例に漏れずゲストはロジャー・ケラウェイ(p)です。
実際、私も彼に惹かれてこのCDを購入してしまいました。
ニイモ兄弟は共にデイブ・リーブマン(sax)に師事したとあります。
ジョン・コルトレーン〜リーブマンのスタイルを踏襲していて、オーソドックスなプレイヤーと言えます。
全体的には息の合った二人のコンビネーションが聴きどころです。
ケラウェイはさすがに手慣れたもので安定感は十分です。
ブランフォード・マルサリス(sax)の曲は珍しいですが時代はすでに第3〜第4世代に移ってきたということでしょうか。
ベストプレイはその(4)の「CAIN & ABEL」で16分強の長丁場ですがスイング感溢れるプレイは素晴らしいです。
ここでのケラウェイのピアノにもゾクゾクっとしました。
(7)の「OLEO」や表題曲の(2)の「INNNER URGE」などのサックス奏者の曲に、より魅力を感じました。

(まじめ系)