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Dragon's Jazz Corner
Art Famer (tp,flh)
*ART FAMER QUARTET / MAIDEN VOYAGE
art farmer(flh), 佐藤允彦(p), ron carter(b), jack dejohnette(ds)
1983/日本コロンビア/
日本が絶好調の時代は多くのジャズ・アルバムが日本で制作されました。
これもそんな中の1枚です。
アレンジは佐藤允彦さんでモダン・ジャズのスタンダードが中心になっています。
「Nica's Dream」、「Ruby My Dear」、「Blue Bossa」、
「Goodbye Pork Pie Hat」、「Blue In Green」、「Maiden Voyage」、「Naima」
* ART FARMER / CRAWL SPACE
art farmer(tp,flh),
david grusin(key), will lee(b), steve gadd(ds),
eric gale(g), jeremy steig(fl), george mraz(b)(A/1)
1977/CTI/
Side A
1 Crawl Space
2 Siddhartha
Side B
1 Chanson
2 Petite Belle
アート・ファーマー(tp)が持つ雰囲気と音色はフュージョン向きだと思っていました。
今作はジャズ・バーでよくリクエストしていて多分フュージョン盤で一番聴いたアルバムです。
ここはメンバーが揃っていました。
デイヴ・グルーシン(key)、ウィル・リー(b)、スティーヴ・ガッド(ds)のリズムセクションは素晴らしい。
エリック・ゲイル(g)とジェレミー・ステイグ(fl)、ジョージ・ムラツ(b)の共演も魅力です。
特にステイグのフルート・ソロはひと味違っていて聴きどころになっています。
特にB面が好きだった・・・物凄く癒された思い出があります。
今回改めて聴き直してみたけど「なぜそんなに好きだったのか」は定かでありません。
当時は仕事が滅茶苦茶に忙しくてやたら疲れていたので毎晩のように飲んだくれていた。
そんな中で何かが心に響いたと思う・・・確かにジャズは私の人生と共にあります。
(くつろぎ系)
*ART FARMER QUINTET / THE TIME AND THE PLACE
art farmer(tp), jimmy heath(ts),
cedar walton(p), walter booker(b), micky roker(ds)
1967/Columbia/
今作も再発廉価盤の一枚です。
コロンビアは最後に残ったジャズのメジャー・レーベルだと思います。
ついに廉価盤発売に踏み切りました・・・ここもまた珍盤、貴重盤の宝庫ですね
アート・ファーマーの今作はCD化を待ち望んでいた一枚です。
ほとんど話題にはならなかったけど、LPでは愛聴していた大好きなアルバムでした。
当時のファーマーらしくない作品です。
リリカルでクールなファーマーをイメージするとまったく違う姿がここにあります。
リズミカルでファンキー・・・ジャズ・ロックと呼ばれる一連の作品群に含まれます。
大ヒットを飛ばしたリー・モーガンやフレディ・ハバートを意識した企画盤でしょうね。
ここはジミー・ヒースが素晴らしいと思いました・・・このノリが最高です。
私はジョニー・グリフィンと共に「もう一人のリトル・ジャイアント」と呼んでいます。
作編曲能力にも秀でていて、ここでも表題曲を始めとして2曲を提供しています。
選曲も変化に富んでいて興味深い構成になっています。
特に映画の主題歌の(7)「On The Trail」はとても楽しく聴けました。
軽快な(2)「The Shadow Of Your Smile」も聴きどころです。
内容もファーマー、ヒース、ウォルトンの絶好調時の演奏が収められています。
原田和典さんの解説で謎が解けました。
このCDが欲しいと思って探していた時にジャケットは同じなのにピアニストが違うんですね。
シダー・ウォルトンじゃなくてアルバート・デイリーでした。
それがどうしても不思議だったんです。
最初デイリーで出そうとしたけど不発、その時点でジャケットも出来ていたので録り直し。
今作はスタジオ録音で拍手は重ねたものらしい。
内幕を聞くと興醒めなんだけど、単純に聴けば内容は素晴らしいと思います。
「ドラ流目立たないけどいいアルバム」
(くつろぎ系)
*ART FAMER QUARTET / TO SWEDEN WITH LOVE
art farmer(flh), jim hall(g), steve swallow(b), pete laroca(ds)
1964/Atlantic/
アート・ファーマーのやわらかなフリューゲル・ホーンの音色に魅せられるファンも多いと思います。
そんな彼の特徴を十分に発揮した作品です。
相性の良いジム・ホール(g)とのコンビネーションを楽しむことができます。
演目は全てスウェーデンの民謡です。