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Dragon's Jazz Corner

Andreas Hertel (p)


* ANDREAS HERTEL QUINTET / SUN ON THE WAY
andreas hertel(p), jens bunge(hca),
heiko hubmann(tp), florian werther(b), jens biehi(ds)
2021/Laika Records/

1 A Day Without A Date
2 Sun On The Way
3 At Least You've Got A Heart to Give
4 Golden Light
5 Dreaming Of ...
6 Don't Worry
7 Reflections In My Window
8 I May Be Wrong
9 Before You Leave
10 Password To My Heart
11 You Made My Day
12 Keep Going


ドイツのアンドリース・ハーテル(p)を聴くのは2枚目になります。
前回はダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)とトニー・ラカトス(ts)のフロント2管が聴けました。
ハーテルの持ち味は郷愁を誘うサウンドにあります。
そういう意味ではハーモニカをフロントに持ってきたのはピッタリだと思いました。
トランペットとハーモニカのフロントは珍しいんじゃないかな。

全12曲は全てハーテル自身のオリジナルで占められています。
コロナ以降古い良い曲巡りに出ていたのでこのオリジナルが実に新鮮に聴こえました。
どこか懐かしくやわらかなサウンドに包まれてゆったりと時間が進んで行きます。
哀愁のハーモニカを聴くだけで価値があります。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(中間系)




*ANDREAS HERTEL TRIO / KEEPIN' THE SPIRIT
feat. Dusko Goykovich / Tony Lakatos

andreas hertel(p), lindy huppertsberg(b), jens biehl(ds)
dusko goykovich(tp,fhn)(1,2,4,5,7,8,12), tony lakatos(ts)(1,2,4,5,7,8,12)
2015/Laika/

1 Ratz-Fatz(A.Hertel)
2 Id Like To Know(A.Hertel)
3 Blues For H.G(O.Peterson)
4 Timelessness Remembered(AHertel)
5 Avanti(A.Hertel)
6 Waltz For Bill(A.Hertel)
7 Uh Muh(H.Mobley)
8 All My Life(A.Hertel)
9 Blues For Lindy(A.Hertel)
10 Never Let Me Go(R.Evans/J.Livingston)
11 One For Charlie(A.Hertel)
12 I'm Getting Sentimental Over You(G.Bassman)


アンドリース・ハーテル(p)・トリオは初見、ドイツ盤です。
ダスコ・ゴイコヴィッチ(tp)とトニー・ラカトス(ts)のフロント2管に惹かれました。
ゴイコヴィッチは久し振り、ラカトスは以前ライブで見たことがあります。

全12曲はハーテル自身のオリジナル8曲とその他4曲の構成です。
オスカー・ピーターソン(p)やハンク・モブレイ(ts)の曲が取り上げられてるのは今作の方向性を示しているか。
変幻自在に味わい深いピアノを聴かせるハーテルは名手、トリオも手慣れています。
端正で美しいゴイコヴィッチのトランペットとベニー・ゴルソン張りのラカトスのテナー・サックスが絡みます。
自作のバラード(8)「All My Life」、軽快な(1)「Ratz-Fatz」、(7)「Uh Muh」が聴きどころかな。
典型的なハード・バップ・アルバムで気持ちがいいです。
刺激には欠けるけれど、どこか郷愁を誘うサウンドで癒されました。

「ドラ流目立たないけどいいアルバム」

(くつろぎ系